フィギュアスケーターで女優の本田望結が6月4日、都内で行われた映画「きさらぎ駅」の公開記念舞台あいさつに登壇。映画の見どころなどを語った。
同作のキーパーソンを演じている本田は、自身の役柄について「異世界にのめり込んでいる高校生の女の子」と説明。さらに作品について「怖さが伝わるポスターや予告だったと思うんですけど、皆さんが見終わった後にこの映画を一言で表すと、ホラー映画とはならないような気がしています。ホラーだけじゃなくて人の裏切りや絆とか、いろいろな要素が描かれているので、『ただ怖かったね』だけではない感想が聞けるのではと思っています」と語った。
そんな本田は、もし異世界に行くとしたらどんな異世界がいいかという質問に「異世界かどうかはわからないんですけど、自分を見てみたいです」と回答。理由として「自分って鏡でしか見れないので、周りからどんなふうに映っているのか客観的に見てみたいので、自分がいる世界に行ってみたい」としっかりとした口調で答え、共演者を驚かせた。
一方、登壇者の莉子が「季節の中で秋が好きなので、ずっと秋がいいです。日焼けもしないし、ファッションも楽しめるので」と答える姿には「最高!」と声を漏らすなど、きゃぴきゃぴした様子で同年代らしい一面ものぞかせた。
また、初めての舞台あいさつだという16歳の瀧七海がコメントする際には、心配そうに見守る様子も見せ、合いの手を入れるなどお姉さんらしい姿も見せた。
同作は、インターネット掲示板「2ちゃんねる」で現代版“神隠し”と騒がれ、都市伝説となった異世界駅を大学の卒業論文にしようとした女子大生が体験するサバイバルホラー。監督は、「真・鮫島事件」を始めとするネット都市伝説を元にした映画化で定評のある永江二朗が務める。舞台あいさつにはそのほか、恒松祐里、寺坂頼我、木原瑠生も登壇した。