高橋一生が主演を務める映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の日本最速先行上映会が5月18日に都内で開催され、高橋と渡辺一貴監督がサプライズ登壇。フランス・ルーヴル美術館での撮影エピソードを語った他、サプライズプレゼントとして原作者・荒木飛呂彦が本作のために描き下ろした複製原画を送られ、高橋が感激する場面があった。
“岸辺露伴最大の事件”の映像化
同作は、荒木の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフコミック「岸辺露伴は動かない」が原作。相手を本にして、生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊な力“ヘブンズ・ドアー”を持つ漫画家の岸辺露伴が、編集者の泉京香と共に奇怪な事件や不可思議な現象に挑む物語だ。これまで2020年12月に第1期、2021年12月に第2期、2022年12月に第3期が実写ドラマとして放送され、5月26日(金)に劇場版が公開される。劇場版はルーヴル美術館を舞台に、荒木にとって初となるフルカラーの読切で描かれた人気エピソードにして“岸辺露伴最大の事件”の映像化となる。
約1万人の応募者から選ばれた500人の観客に大きな拍手で迎えられ、サプライズで舞台あいさつに登壇した岸辺露伴役の高橋は「本日は日本で最速の上映会。皆さんがとっても楽しい笑顔で帰って行かれることを想像して、やってまいりました。短い時間ですがよろしくお願いします」と、柔和な笑顔であいさつ。
ルーヴル美術館では「ミケランジェロの絵の横でご飯を…」
日本での撮影の他、普段なかなかロケの許可が下りないルーヴル美術館で撮影が行われた今作。印象に残っている撮影について聞かれると、高橋は「やはりパリのルーヴル内での撮影はとても印象に残っていますね。名だたる絵画たちと共に同じ場所でお芝居ができる経験はなかなかなかったので。あとはネタバレになっちゃうので言えませんが、何だか振り回してますよ…何かを」とニヤリ。
続けて、ルーヴル美術館内での撮影エピソードについて「初めは『飲食なんてものはダメです』って言われていて、僕らも身を引き締めてルーヴル内に入ったんですけど、2日目に入ったら現地の制作スタッフの女性の方が、サンドイッチを持ってきて勧めてくださるんです。『あれ?飲食ってダメなんじゃないですか?』って聞いてもらったら、『OKになりました』って言ってくださって。僕、何でミケランジェロの絵の横でご飯を食べてるんだろう…みたいな状態がありましたね。行儀が良かったらしく、ルーヴルのスタッフさんとも仲良くなっちゃって。皆さんと和気あいあいご飯を食べたりして、認めていただけて良かったなと」と、激レアな体験を明かした。