高杉真宙“大河”の生い立ちが判明…成海璃子“唯”の死の真相も明らかに<となりのナースエイド>
大河の生い立ちが明らかに
気持ちの整理がつかない澪は、その夜、酒に酔った大河から、自らの生い立ちと火神への思いを聞く。大河は児童養護施設「板橋羽ばたき園」の出身だった。父は大河が幼い頃に他界し、母は大河が中学生の時に子宮ガンを発症。母の主治医は患者に寄り添う医者だったが、腕はからきし駄目で、母の命を救ってはくれなかった。
悔しい思いを抱えたまま「羽ばたき園」に入った大河は医者になることを決意。母の主治医とは違う、技術を高めて患者の命を救う医者になるために死に物狂いで勉強した大河は、星嶺医大で出会った火神の深い知識と技術に感銘を受けた。身寄りのない大河を、火神は親身になって面倒を見てくれた、その恩は計り知れない...「だから俺は火神教授の夢ならどんな協力も惜しまない」。
早苗が手術を反対
一方、小夜子は虫垂炎が悪化し、いつ破裂してもおかしくない状態。しかし大河には、小夜子を手術できないワケがあった。未成年の手術をする場合は親権者の同意が必要だが、小夜子の母・早苗が手術を拒否しているのだ。シングルマザーの早苗は、表向きは経済的な負担を理由に小夜子を「羽ばたき園」に預けたことになっているが、実はネグレクトで、小夜子に満足な食事を与えず、育児放棄状態だった。
大河にとって「羽ばたき園」の子どもたちは家族同然。このまま放っておくことなどできない...。大河は澪と一緒に早苗の元を訪ね、手術に同意するよう説明を試みるが、早苗は「お金がない」と言って耳を貸さない。部屋には化粧道具や高価な香水が散乱し、お金がないようには見えないのだが...。おかしいと思いながらも、早苗に“親権”を盾にされ、どうすることもできない大河。