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舞台「ビックリマン」カンパニーの雰囲気は“ワンチーム”! 有村昆『1つにまとまっている感じがいいよね』

2019/12/21 17:00

PaniCrew・中野智行は「子どものころに戻ってしまうようなワクワク感があるビックリマンが舞台化されることになり、演出を僕にやらせていただけるなんて感謝しかありません」
PaniCrew・中野智行は「子どものころに戻ってしまうようなワクワク感があるビックリマンが舞台化されることになり、演出を僕にやらせていただけるなんて感謝しかありません」撮影=原地達浩


カンパニーの雰囲気は「ワンチーム」


――自分の役以外に気になっているキャラクターはいますか?

小林:僕は結構、スーパーデビルが好きです。今回の舞台でも、おいしい役どころなんです。

五十嵐:確かに。

小林:そう思わせるお芝居の形を取っているんです。他の人たちがしゃべっていても、つい目が行ってしまうキャラ。

五十嵐:僕はサタンマリアと聖フェニックス。あの2人に愛おしさを感じます。

中野:僕はシール発信が多くて、ヘラクライストやブラックゼウスかなぁ。クラスで全然人気がない奴が、ブラックゼウスのシールを持っているだけで一気にカリスマになったんですよ(笑)。それぐらい手に入らなかった記憶があります。

有村:僕は自分が演じるスーパーゼウスはもちろんなんですけど、若神子がお気に入り。騎神アリババ、魯神フッドという若い天使がいるんですよ。今回の舞台は、こういうマニアックなキャラにもスポットを当てているところが新鮮。

舞台版では歌ったり踊ったり、めちゃくちゃ格好良いんです。あれは新しい発見でした。いわゆるキラキラシールだけではないキャラクターも活躍するので、マニアックなファンの方にも喜んでいただけると思います。

小林:演じている若いキャストたちも、このキャラクターだったらこんな風に動くかなとか、いろいろ考えながら演じているんです。

有村:注目ポイントとしては、それぞれの武器がシールと同じなんです。笛を使う人、鐘を鳴らす道具で戦う人など、攻撃方法に違いがあって面白い。

五十嵐:自分だったら、あの武器をどう使うかなって考えながら見ると、より楽しめるかもしれません。

――本番まで残り1週間を切りましたけど、現時点での手応えは?

中野:僕はこれまで歌やダンスを生業にしてやってきたから、体を動かすことは元々得意。演出という仕事をやり始めて、少しずつ言葉の重さとかを勉強していく中で、今回は五十嵐くん、小林くん、有村さんという言葉のプロが軸としていてくれるので、すごく助かっています。

言葉の使い方が巧みなのはもちろん、自分たちのキャラクターもしっかり作ってくれるんです。僕らが子どものころ、シールを集めたスーパーゼウスやヤマト王子が、目の前で動いてくれるんですから。ワクワクせずにはいられない。

できることなら、五十嵐くんが演じているお父さん役をやりたいですもん(笑)。もう、みんなのことがうらやましくて仕方がない。

小林:僕も含めて、今回がアクション初挑戦というキャストが多くて。そんな僕らに対して、中野さんが丁寧に教えてくださるんです。その思いに応えるのに毎日必死。

お客さんにお見せしても恥ずかしくないような、アクションを身に付けていきたいです。とにかく、ケガだけはしないように気を付けたい。もう体中アザだらけなので(笑)。

――お話を伺っているだけでも、カンパニーの雰囲気の良さが伝わってきます。

五十嵐:みんなで1つになってやっていこうというチームワークはバッチリ。その雰囲気は、作品を通して伝わるんじゃないかなと思います。

小林:流行語じゃないですけど「ワンチーム」ですね。やっぱり、中野さんがみんなのことを熱く導いてくださるので、その熱量に感銘を受けて、キャストとスタッフが頑張っているという感じ。

有村:1つにまとまっている感じがとてもいいよね。

小林:ダークマター役のインジュンが、積極的にその“熱”に乗ってくれているんです。それが、とてもうれしいですね。

五十嵐:稽古で手を抜くなんて絶対できない。常に100%でぶつかっていかないと戦えないんです。

キャスト陣からのメッセージ


――最後にメッセージをお願いします!

有村:今の時代は映画と歌舞伎のタッグをはじめ、マルチミックスやメディアミックスが大事。今回のビックリマンと舞台のコラボも、革新的な新しい試みです。何しろ、ビックリマンを知らない人の方が珍しいと思いますからね。

これから先、50年、100年と続くお菓子になっていくであろうビックリマンの世界を、真面目に熱く作っている舞台です。今後もいろんな形で第2弾、第3弾とやっていきたいですね。

中野:ビックリマンを集めたことがある人はもちろん、全く世代ではない人も楽しめる舞台だと思います。それぞれのキャラクターが目の前で動いて戦っている姿は必見です。しっかりとメッセージが残るストーリーにも注目してください。

五十嵐:親子の愛の物語が展開されるので、ぜひ家族で見てもらいたいです。そして、何か感じ取っていただけたらうれしいですね。

小林:ビックリマンの良さって、それぞれのキャラクターがどんどん進化して成長していくところだと思っています。誰もが知っている世界観を舞台化するということに、不安を抱いているファンの方が多いでしょうけど、大丈夫です!

見にきてくださったら、自分が好きだったあのキャラクターたちが目の前に存在して、生き生きと動いています。劇場でお待ちしております。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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舞台「ビックリマン ~ザ☆ステージ~」
12月24日(火)~29日(日)
東京・六行会ホール

<スタッフ>
企画プロデュース:有村昆
演出:中野智行(PaniCrew) 脚本:平野建

<キャスト>
五十嵐雅、別所ユージ(Bluem of Youth)、悠木ゆうか、長尾有真、
牧野澪菜、有村昆、藤田幸哉、小林正典、ヨンミン、伊藤小春(ふわふわ)、大島涼花、
聖矢、川島章良(はんにゃ)、インジュン、K(H5)、椎名ひかり、内田眞由美ほか
※Wキャスト:五十嵐雅と別所ユージ、悠木ゆうかと長尾有真、有村昆と藤田幸哉、
 伊藤小春と大島涼花、聖矢と川島章良、インジュンとK、椎名ひかりと内田眞由美

☆座談会撮影=原地達浩

画像一覧
15

  • 舞台「ビックリマン ~ザ☆ステージ」の上演に先駆けて、五十嵐雅、小林正典、有村昆、PaniCrew・中野智行が座談会を行った
  • 【写真を見る】有村昆は、さりげなく「ビックリマン人狼」を宣伝?
  • “ビックリマン愛”について語り合う4人
  • 五十嵐雅は、物語の中心となる天野家の父親・天野真太郎役
  • ヤマト王子役の小林正典
  • 有村昆は企画プロデュース&スーパーゼウス役
  • 見どころを語った小林正典、五十嵐雅、有村昆、PaniCrew・中野智行(左から)
  • 舞台について、有村昆は「2つの並行時間軸があって、現代である『令和元年』と『ビックリマンの世界』という2つの軸が、実は多重構造になっている感じの物語が展開」と紹介
  • PaniCrew・中野智行は「子どものころに戻ってしまうようなワクワク感があるビックリマンが舞台化されることになり、演出を僕にやらせていただけるなんて感謝しかありません」
  • 五十嵐雅は「とにかく、熱い作品。そして、中野さんが演出される稽古場の熱も本当にすごい」と話す
  • 有村昆のアクションも見せ場の1つだそうで、「実際にスーパーゼウスが動いたらこんな感じかなという、僕の中のイメージを表現しています」
  • 「親子の愛の物語が展開されるので、ぜひ家族で見てもらいたいです」という五十嵐雅
  • 小林正典は「自分が好きだったあのキャラクターたちが目の前に存在して、生き生きと動いています」と話す
  • 「今後もいろんな形で第2弾、第3弾とやっていきたいですね」と意気込む有村昆
  • 舞台「ビックリマン ~ザ☆ステージ~」は、2019年12月24日(火)~29日(日)に東京・品川の六行会ホールで上演される

関連人物

  • 五十嵐雅

    五十嵐雅

  • No Image

    小林正典

  • 有村昆

    有村昆

  • No Image

    PaniCrew

  • No Image

    中野智行

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