妻夫木聡、過去のオーディション秘話を告白「これで落ちたら大恥だなって思って逃げようと」

2020/10/30 05:15 配信

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妻夫木聡が映画「STAND BY ME ドラえもん2」完成報告会に登場


のび太の声を演じるのは、前作に続いて妻夫木。「前回は結婚式の前日、今回は当日ということで、前回でいろんなことが解決していたと思ってたんだけど、当日になってもまだあったんですね(笑)。
大人になっても頼りないのび太くんですけど、どこかほっとけない愛くるしさを持っているので、そういうところを心掛けて演じさせていただきました。台本を見たら意外と出番があるなぁって、正直ビビりました(笑)」と、二度目の“のび太”を演じる時の気持ちとセリフ量の多さに驚いた心境を語った。

続けて「漫画というものを読んで、子どもの頃に初めて泣いたのが『おばあちゃんのおもいで』で、のび太の根底にある優しさだったり芯の強さはおばあちゃんからもらったものなんだろうなって、子どもながらに思っていました」と、原作に関する印象も振り返って答えた。

今作のキーパーソンとなる“のび太のおばあちゃん”の声を担当した宮本。
演じる時の心境を、「のび太のおばあちゃんは、本当にまるごとのびたくんが好きで、彼が何をしても受け入れる存在。そういう人だと思っています。一生懸命じゃなくて、大きな空気みたいなものをフワッと出してのび太くんを包んであげるっていうのをイメージしました」と、演じた役柄と同じような優しい口調で話した。

宮本が演じた“おばあちゃん”の声について、妻夫木は「どの作品の時も、試写では自分の反省点ばかり探しちゃうんですけど、この作品はおばあちゃんの声を聞いた瞬間に涙があふれちゃって…。おばあちゃんが出てくると泣くっていうスイッチが入っちゃいました。それぐらい素晴らし過ぎましたね」と絶賛。

一方、そんな妻夫木の印象を、宮本は「本当に純粋な人だなって思ったんですけど、のび太くんもそうで。のび太くんの涙を見てると本当に抱き締めたくなっちゃうんです。それを妻夫木くんにも感じました」とのび太と重なる部分があったと話した。