「聴けてよかったよ、お母さんの歌」とねぎらう華に、音は「ああ、やっぱり歌はやめられない。お母さんね、本当にやりたいことが今日はっきりわかった。音楽は人に喜びをもたらす。幸せにする。お父さんが言っていた言葉を歌で伝えていきたい」と晴れやかに答えた。
大きな舞台で歌う歌手になりたい、という夢をずっと裕一に預けてきた音。本当にやりたいことを見つけ、裕一に「裕一さん、ありがとう。どんな大きな劇場にも負けない、最高の舞台でした」と感謝の言葉を伝えた。
音の歌声に乗せ、裕一と音の出会いから今までの回想シーンが挟まれるなど、夫婦の物語を振り返る演出も感動的。席で音の歌を聴く華や吟、千鶴子らは、心なしか目をうるませているようにも見えた。
一区切りついたような幸福感に満たされた15分に、「あさイチ」(NHK総合)恒例の“朝ドラ受け”ではMCの博多大吉が「『エール』きょう最終回ですか?」とツッコミを入れるほど。視聴者からも「素敵なラストシーン!」「やっぱり音楽っていいなぁ」「優しい感動に包まれました」「これは神回!」といった共感の声が続々と上がった。
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