二階堂ふみ、紅白司会に抜擢!朝ドラ×紅白の歴史を振り返る「あまちゃん」「ひよっこ」では特別企画も

2020/11/07 08:00 配信

ドラマ

「エール」で音(おと)を演じる二階堂ふみ「エール」第45回場面写真 (C)NHK

11月2日、「第71回NHK紅白歌合戦」(12月31日[木]夜7:30-11:45ほか、NHK総合ほか)の紅組司会を二階堂ふみが務めることが発表された。二階堂は現在放送中の“朝ドラ”こと連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)でヒロインを務めている。また、白組司会を務める大泉洋、総合司会を務める内村光良にも朝ドラ出演経験がある。ともにNHKの“大看板”である紅白×朝ドラの歴史を、フリーライターでドラマ・映画などエンタメ作品に関する記事を多数執筆し「みんなの朝ドラ」(講談社)などの著作もある木俣冬が解説する。(以下、一部ネタバレが含まれます)

“音”二階堂ふみが紅白の司会に抜擢!

“朝ドラ”こと連続テレビ小説「エール」の第21週「夢のつづきに」(11/2-11/6)では、裕一(窪田正孝)の妻・音(二階堂ふみ)の夢について描かれた。

若い頃、オペラ歌手になることが夢だった音。音大の公演「椿姫」のヒロインにも選ばれたが妊娠して降板。それから15年、長いこと子育てを優先してきたが、娘の華(古川琴音)も成長し、戦争も終わったところでもう一度、歌の世界に挑もうとする。

みごとにオペラ「ラ・ボエーム」のヒロインを射止め、張り切ったのもつかの間、実力不足にもかかわらず有名作曲家・古山裕一の妻だから選ばれたことを知る。
自分の限界に落ち込む音を心配した裕一が、教会の慈善音楽会で歌うことをすすめる。そこで裕一が音のために作曲した「蒼き空へ」を贈り、音は歌う悦びを取り戻した。

ちょうど、この週、音を演じている二階堂ふみが、2020年の「NHK紅白歌合戦」の紅組司会者に決まったと発表された。白組は大泉洋、総合司会は内村光良と桑子真帆。
エール」の二階堂、「まれ」(2015年度前期)で主人公のお父さんを演じた大泉洋、「なつぞら」(2019年度前期)でナレーションかつ主人公(広瀬すず)のお父さんを演じた内村光良と、朝ドラ出演者が集まったことに、「おはよう日本関東版」の高瀬耕造アナは、「朝ドラ紅白」と呼んで紹介した。桑子は朝ドラ出演経験はないが、「おはよう日本関東版」で高瀬と朝ドラトークに余念がない。とすると、今年の紅白の司会全員が朝ドラと縁が深いと言っていい。