二階堂ふみ、紅白司会に抜擢!朝ドラ×紅白の歴史を振り返る「あまちゃん」「ひよっこ」では特別企画も

2020/11/07 08:00 配信

ドラマ

「あまちゃん」「ひよっこ」では特別企画も

朝ドラ「ひよっこ」でタッグを組んだ有村架純と脚本家・岡田惠和撮影=阿部岳人

2020年は、二階堂、大泉、内村と3人も朝ドラ関係者ということで、朝ドラ関連のコーナーもあるのではないかと期待される。
これまでも、司会起用以外にも、朝ドラに関するコーナーが用意されていることもあった。代表的なものでは、「あまちゃん」(2013年度前期)コーナー。冒頭から大友良英率いるあまちゃんスペシャルビッグバンドによる演奏があり、中盤に、歌とお芝居のあまちゃん特別編。歌に関するドラマであったこともあり、主人公を演じた能年玲奈(現のん)と親友を演じた橋本愛のほか、母親役の小泉今日子、大物女優役の薬師丸ひろ子などが歌い、それがドラマの後日談にもなっている、かなり凝った企画だった。

2017年の「ひよっこ」も、音楽ドラマではなかったが、「あまちゃん」に次ぐ気合の入れようで、オープニング音楽は「ひよっこ」の宮川彬良で、歌合戦の合間合間に、「ひよっこ」の短いドラマ(映像)が挿入される。わざわざすずふり亭と店の前の商店街のセットを建て直し、レギュラーメンバーもほぼ参加したうえ、主題歌の桑田佳祐まで出演した(浜口庫之助役)。最後は、木村佳乃と沢村一樹がNHKホールに登場し、桑田佳祐の歌の前フリを行って、楽しませてくれた。

今年の「エール」は音楽ドラマ。戦後の祈り「長崎の鐘」、甲子園の曲「栄冠は君に輝く」や1964年東京オリンピックのテーマ曲「オリンピック・マーチ」など日本の歴史になくてはならない楽曲をつくった古関裕而をモデルして、これらの曲がドラマを盛り上げた。
本来なら、今夏、甲子園やオリンピック、終戦記念日などとドラマが連動するはずだったのだろうが、コロナ禍で放送中断を余儀なくされた。せめて暮れに、すべての想いをまとめてお届けしようという趣向がありそうと予想する。
エール」はミュージカル俳優も大勢出演しているので、「あまちゃん」「ひよっこ」を越える勢いの音楽にあふれた特別編が準備されるのではないだろうか。

ついつい朝ドラと関連付けてしまうが、二階堂は沖縄出身、大泉は北海道出身で、それによって北から南まで日本中を応援している感じが強まって、司会としていい人選だと思う。