後半の服を脱ぐ重要なシーンに話が変わると、波瑠は「お風呂場で脱ぐ時の癖は自分しか知らないことなので、その癖をたくさんの人に見られている気がして一瞬恥ずかしい気がしました」と回顧。
それに対し、松山は「いまだに忘れられないせりふがそのシーンにあって、その言葉が僕ら2人の空気感になった」と印象的なシーンだったことを明かした。
その後、原作者の桜木紫乃から激励のメッセージが届くと、対面したことがある波瑠は「質問に対してきちんと考えるシリアスめなお顔が印象的でした」と告白。
さらに「何かから一生懸命逃げるということは、発想を転換するとすごく前向きな行為なんじゃないかなと答えられていて、目からうろこでした」と貴重な経験を得たことを明かした。
すると、安田も「ホテルローヤルを食べ物に例える質問があった時に『塩大福。しょっぱくて甘い』と答えられている姿を見て、絶妙だと思いました」と感銘を受けた様子。
最後に、波瑠は「私も13歳の時に人生から逃げ出してこの世界に入ってきた人間ですが、私が直木賞を受賞された時に読みたいと思って読んだ本の主人公をまさか演じることになるとは思わなかったですし、やって良かったと強く思いました。ぜひ、楽しんでいただけたらと思います」と笑顔で答え、イベントを締めくくった。
◆取材・文・撮影=永田正雄
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