竹野内が演じる主人公のみちおは、絶対に冤罪(えんざい)を生むことのないよう、自らの足で現場検証を行い、事件の真相を明らかにしていくという異端な刑事裁判官。
ひげを生やし、服装はカジュアル。ゆるい空気をまとい、とぼけた発言をすることもしばしば。お堅い裁判官のイメージとはほど遠いが、しがらみや偏見、先入観に一切とらわれない自由な観察眼と、徹底的に調べ上げる探究心を持ち、弁護士団や検察官たち両方から恐れられているクセ者。
一方で、一人あたり常に250件前後の事件を担当する刑事裁判官にとって、迅速かつ効率的に事件を処理することも大きな使命の一つ。だが、「そんなことはお構いなし」と言わんばかりにマイペースで事件を深掘りしていくみちおに、周囲のイチケイメンバーたちはいつも頭を抱えている。
そんなみちおは、実は元弁護士という異色な経歴の持ち主。裁判官になった背景には、過去のとある事件が深く関わっているようで、物語が展開するにつれ、みちおの知られざる過去が次第に明らかになっていく。
実は、みちおは原作では主人公ではなく、眼鏡をかけた小太りな中年裁判官として描かれている。だが、原作者の了承のもと、ドラマでは主人公に据えられ、魂はそのままに風貌を大胆にアレンジ。竹野内ならではの、新“入間みちお”像が誕生する。
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