トレンド1位!<姉ちゃんの恋人>有村架純と林遣都の表情や手など丁寧な演技が光る

2020/12/16 10:30 配信

ドラマ

真人(林遣都)の腕をつねる桃子(有村架純)。ほっこりするやりとりも話題に(C)カンテレ

有村架純主演の火9ドラマ「姉ちゃんの恋人」(毎週火曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)。12月15日に放送された第8話は、桃子(有村)が真人(林遣都)とデート中に真人の元カノに遭遇するシーンから始まり、後半ではまさかのできごとが起き、日本と世界のトレンド1位になる反響を呼んだ。そんななかで有村と林がせりふを発する以外に見せた演技も見応えのあるものだった。(以下、ネタバレがあります)

過去を乗り越えていく桃子と真人


本作は、ハロウィーンからクリスマスにかけて、女手一つで弟3人を養う“肝っ玉姉ちゃん”の主人公・桃子と“ワケあり”の真人、そして2人を取り巻く個性豊かな登場人物たちが繰り広げる、ラブ&ホームコメディー。脚本は、有村が主演を務めた連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年、NHK総合)などを手掛けた岡田惠和によるオリジナル作品となる。

第8話は冒頭から波乱だった。桃子と真人がデート中に、真人の元カノ・香里(小林涼子)と遭遇し、3人で話すことに。香里は真人が服役するきっかけになった人だった。真人は謝ろうとする香里に「頼むから謝ったりとかしなくていいから、幸せでいてくれ、ずっと。うまくいかないことあっても、幸せになることから逃げないでくれ。そうすれば俺は君を守れたことになるから」と告げた。

話し始めたとき真人の右手は震えていて、思いを伝えられた真人の右手の震えは止まっていた。隣に座っていた桃子は、2人が話している間、言葉を発しなかったが、真人の変化を感じ取る表情を見せた。その後、香里と別れ、映画に向かうとき、桃子から真人の右手を握って駆け出すのだった。

だが、物語の後半、桃子の家で開かれるクリスマスパーティーに向かう途中、桃子が男性の足につまずいたことで、因縁を付けられてしまう。かつての真人と香里と同じような状況で暴力を振るわれる真人だが、殴り返さずに、必死で桃子を守った。つらい描写となったが、その後に桃子の家に向かう途中では、真人から桃子の手を握るシーンが映し出された。

2つの手を握るシーンや互いの思いを感じ取る表情と、せりふを発する以外のところでも、有村と林は繊細で丁寧な演技を披露した。