義昭と同じ志を持ち、交流を深めた門脇演じる駒との関係を滝藤は「同じ考えをもって、同じ世を目指した唯一の理解者だと思いますし、同士だったと思います。駒だけが義昭のことを分かってくれていて、心は完全に通じ合っているけど、義昭がその道からだんだん外れたんでしょうね」と分析。
続けて、滝藤は「戦をなくしたいというのが義昭の最初の思いでしたが、信長を倒すことに猪突猛進になり、信長を討たないと麒麟は来ないと思っていたと思います。戦国時代ですから、大名同士仲良くして、話し合いで収めてほしいと言っても、誰も言うことを聞かない。そういう中で、義昭の考えは理想でしかなかった。初めは訴え続けていたけど、いざ幕府に入ってみたら全くダメだった。義昭はいろんな人間に挟まれていじめられつづけますし、とても苦しかったんだろうなと思います」と明かした。
また、戦国時代に戦を避けようとした駒と義昭を「駒と義昭は、時代を先取りしすぎたんだと思います。戦国時代に生きるには義昭は優しすぎましたね。きっと覚慶のままの方がよかったのではないかと思います」と語った。
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