<紅白リハ>さだまさし「泣きながらでも乗り越えましょう」時を超えた名曲で日本中に“エール”を送る!

2020/12/30 19:05 配信

音楽

さだまさしが意気込みを語る!(C)NHK

12月30日、東京・NHKホールほかにて「第71回NHK紅白歌合戦」(12月31日[木]夜7:30-11:45、NHK総合ほか)のリハーサルが行われ、さだまさしが囲み取材に応じた。さだは、特別企画に出演し、1991年に発表されたアルバム「家族の肖像」におさめられた「奇跡〜大きな愛のように〜」をセルフカバーした、「奇跡2021~紅白バージョン~」。この曲を紅白のためのスペシャルバージョンで披露。オーケストラスタジオにて東京フィルハーモニー交響楽団との共演する。

オーケストラとの共演にさだは「フルオーケストラで歌うのは紅白では初めてなので、楽しみにしています。なかなかすごかったです、フルオーケストラの音って。あれが画面を通して伝わるといいなと思います」と見どころを語った。

また、さだは年末に歌唱することを「今年は東京の国技館でカウントダウンライブをやる予定だったのですが、こういう状況なので、都内某所から無観客で配信ライブだけをし、その合間を縫って紅白に来ます。紅白が終わり、配信ライブが終わったら、『今夜も生でさだまさし』があり、またNHKに来ないといけないので、こんなにうろうろするのは、レコ大が31日にやっているころ以来ですね。懐かしい感じ、若返った感じですね」と振り返った。

さらに、披露する楽曲「奇跡2021~紅白バージョン~」についてさだは「当たり前のことでも、あえて言葉に出す。“あなたの笑顔を守るために生まれてきた”なんて、ぬけぬけと歌うのが歌なんです。言葉で出せないことを、勇気を持って歌うことが僕らの仕事だとすれば、30年前からそんなにやり方は変わっていません。 経済的なことに関しては、僕なんか言うだけの資格も手立ても持っていなくて残念です。苦しくてたまらない人たちが、たくさんおられる。ここを耐えるだけの体力がない人たちを、どうやって応援すればいいか、『音楽って無力だな』と感じるんですが、歌でほんのちょっとでも前を向けたら乗り越えられる、というか、乗り越えなければいけないですよね。泣きながらでも乗り越えましょう。苦しくても絶対にあきらめないで頑張りましょう」と語った。

今回の“紅白”は、紅組司会を二階堂ふみが、白組司会を大泉洋が務め、総合司会は4年連続となる内村光良(ウッチャンナンチャン)と、3回目の総合司会となる桑子真帆アナウンサーが務める。同番組は、「今こそ歌おう みんなでエール」をテーマに、コロナによって傷つき疲れ切っている人々の心を癒し、少しでも明るい気持ちで2021年を迎えてほしいという願いを込めて、アーティストたちの思いのこもった歌で視聴者へ“エール”を送る。