長谷川博己主演の大河ドラマ「麒麟がくる」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。第40回「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」では、信長(染谷将太)に反旗を翻した吉田鋼太郎演じる松永久秀に対し、大軍が送り込まれ、久秀が自害する場面が放送された。撮影を振り返り、吉田が久秀の最期についてコメントを寄せた。
(以下、第40回のネタバレを含みます)
大坂本願寺攻めの最前線から、突如逃亡をはかった久秀。光秀(長谷川)は、伊呂波太夫(尾野真千子)の導きで久秀に会い、なぜなぜいま離反するのか問いただす。久秀は、筒井順慶(駿河太郎)に大和の守護の座を与える信長(染谷)の、家筋を重んじる態度が許せないと語り、自分に大和を任せる本願寺側につくと明言。しかし、光秀と戦いたくないと本心を語る。そして、光秀に信長が探しているという、久秀にとって命の次に大切な茶器「平蜘蛛」を託すと語るだった。
反旗を翻した久秀に信長は、息子の信忠(井上瑞稀)を総大将とする大軍を送りこむ。久秀は「信長、恐るるに足らず!」と信長の大軍を迎え撃つ。自ら茶器に火を放ち、火の海の中、信長に対する鋭い目つきと、心の叫びとも思える咆哮(ほうこう)をあげつつ久秀は自ら命を絶った。
第40回での久秀の最期について吉田は松永の最期については、これまで1年半以上演じてきた吉田鋼太郎として、非常に納得のいく描かれ方でした。すばらしい死に際の台本をいただいたので、自分としても思い残すことなく演じることができたと思っています」と語った。
また、その一方で「松永の最期が爆死ではなかったので、少しがっかりしましたが(笑)、『麒麟がくる』という作品の色を崩さず、池端先生らしい解釈で描かれていて、実に素敵だなと感じましたね。心して演じなければと思いました」とも明かした。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)