北川景子、芳根京子の“涙の魔術師”ぶりに衝撃「本当にすごい。ピッて押したらいっぱい涙が出るのかなって…」

2021/01/12 20:25 配信

映画

芳根京子

また、2人の接見のシーンは同映画の見どころの一つとなるが、芳根は「ドライ(段取り)で、北川さんとお芝居をしたときに私がボロボロ泣いてしまって…。今までは段取りを入念にやるイメージだったのですが、(今回は)監督が1回で『はい、OK』っておっしゃられて、これ本番で同じことを求められたらそれに応えられるか分からないって思って、監督に相談したら『もうカット割り消しちゃったよ!』って。『同じことをやってくれないと困るよ』というニュアンスのことを言われて…責任を感じました」と振り返る。

続けて「でも、それに応えないといけないのがお仕事だしって思って。すごく緊張したんですけど、北川さんを目の前にすると全然『できないかも』って思う暇もなく涙があふれるので、すごく不思議な感覚になりました。脳と心がバラバラみたいな。すごく心臓の音が聞こえていて、編集の時にマイクが拾って聞こえていたんですよね?」と堤監督に問い掛けると、堤監督は「そう!ボクボクって音が。本当ですよ」と語った。

さらに、芳根は「自分でも聞こえていて、本当にあの時は自分でもいっぱいいっぱいだったんだなって。でも、あそこで乗り越えられたのは北川さんとご一緒できたからだなってすごく思っています」と撮影エピソードを披露した。

主演の北川景子

それを受け、北川は「本当に芳根京子さんという女優さんはすごい。何回やっても…。ピッて(スイッチを)押したらいっぱい涙が出るのかなっていうくらい、たくさん涙が出るし。もうちょっと力加減をしていいよって思うくらいアクリル板をたたくシーンも全力でたたくし、本番が終わるごとにいろいろなところを冷やしたり、あざを作ったりしながらも全力投球していて、すごい女優さんだなって思いました。

もともと感情を爆発させることはできる人だと思っていたから、環菜さんとの接見のシーンは、彼女が爆発させることができれば絶対いいシーンになるって確信があったので、とにかく集中して、感情を爆発させられるように私は受け止めようって思ってやっていました。スタッフもみんなすごく精神を統一してあのシーンはやっていたので、みんなが環菜さんを見守っているシーンでした」と回顧すると、堤監督は「かくいう北川さんもすごかった。お二人とも涙の魔術師ですごかったです」と絶賛していた。