そんな中村の印象を、窪塚は「『だす!』って(笑)。僕の撮影初日、中村くんと北川さんと一緒で、大学のキャンパスのシーンだったんですけど、正直驚愕(きょうがく)したというか、『えっこんなにできんの?』って言うと偉そうになっちゃうんですけど、(中村は)全部分かってやっているんだなって。眉毛のピクッとか、たぶんまばたきをどこでやってるかも覚えているなこの人、というくらいすべて芝居が自分のコントロールの中にあって。それに驚愕したんです。
それから何度か同じシーンがあるんだけど、そのたびに驚かされて、北川さんにしても、中村くんにしても、ケツをたたかれるような。役者って面白いけど怖いなって、負けたくねえな、って正直思ってしまった。だけど堤さんからは『何もするな』というお題が出ている(笑)。
何かすることができず、堤さんとこのお二人に委ねさせてもらって芝居をしました。言葉の選び方やセンスも良くて、顔も良くて面白くて、そりゃほれるわ…女は、と思いました。でも(自分が演じた)我聞という役はそんなことを言う役じゃないので、いま僕は我聞を壊さないように必死です! その重力にかなり引っ張られており…だす!」と、中村をいじりつつ大絶賛。
それを受け、中村は「いま酔っぱらっちゃいました。ソワソワしますね、うれしはずかしオーマイハートですね。死ぬのかな俺」とHOT!HOT!になりながらも、“兄貴”からの賛辞を堪能していた。
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