そして、碧の担当編集者・橘(川上洋平)の恋人・沙織(福原遥)の言動も空の心を動かした。
橘のことが好き過ぎて、常に行動を把握していないと落ち着かないという沙織。「勝手に不安になっちゃうんです。知らない時間があるのが不安で。少しでもそばにいたくて」の言葉に、空はハッとした。「正直ちょっとやられた。恋愛は戦いかもしれない」と空。
はからずも同世代たちの本音を立て続けに聞くことになった空。演じる浜辺も2話では戸惑いの表情など、空のキャラクターが少しずつ変化していく様子を好演している。“オタクキャラ”ということで挑戦しているコスプレも、空の変化を際立たせるよいスパイスとして機能している。「自分と推し」だけだった世界から一歩踏み出した空。次回は初めてのデートに挑む。
1月27日放送の第3話は、そのデートから始まる。はりきって渉とのデートに向かった空。しかし碧の心配通り、慣れない異性との交流で、娘・空の初デートは想定外のアクシデントに見舞われる。
おだやでは、ゴンちゃん(沢村一樹)の元に見合い話が舞い込んだことで碧との関係に変化が起きていた。年下で美人の相手からの熱烈なアプローチとあって自信満々のゴンちゃん。しかし碧は、ゴンちゃんが結婚すれば今までのように気軽におだやに入り浸れなくなることに複雑な思いを抱いていた。
さらに、恋をしていないと恋愛小説が書けない碧は、新作小説がはかどらず仕事もスランプに。碧は漱石の後押しでゴンちゃんとデートすることになる。(文=ザテレビジョンドラマ部)
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