島津久光。明治維新を取り巻く輝かしい人々の中で、どこか頑なで、意固地な方って印象を持っているのは、何故なのか?これまでのドラマなどの影響なのでしょうか?
今回やらせていただくうえで、こんなことを考えると、薩摩弁の難しさも相まって、なんかとてもプレッシャーを感じます。でもその難しさは、彼らが生きてきた難しい時代の悩みに比べたら、なんてことないですよね。はい。せめて生き生き演じられたらと思っております。
今思えば 祖母の家に祖母が書いたであろう【敬天愛人】の額が飾ってありました。「何て読むと〜?」と無邪気に聞いたときいろいろ説明してくれた記憶があります。
九州人として畏れ多い大役ですが天国のばあちゃんに喜んでもらえるよう頑張ります。
幕末から明治にかけて生きた男を演じるのは、面白い。私が抱く大久保利通像は、明治政府の骨格を作ったツワモノ。少し調べてみると、冷徹で理知的、つまり情よりも理の人、そして、策略家、といったイメージが現れてくる。
鋭く黙々と国を率い、私利私欲を持たない者だったと知るにつけ、いやいや、もっと人間くさいところがあるはずだ、と、今、期待に胸をふくらませております。
折田要蔵役の徳井 優でございます。「歴史上の幕末の薩摩藩士」藩のためと己の立身出世に燃えに燃えている漢(おとこ)!もうそれだけでわくわくなのにそのうえ、西郷と面白いエピソードまである。おなかいっぱいです(笑)。
役柄を楽しみ薩摩弁を楽しみそして撮影現場を楽しみたいと思います。テレビの前の皆様に楽しんでいただけたら最高です。
小学生のころ歴史の時間に各藩が描かれた地図を見たときにあれっと思った記憶がある。
私は宮城の出身で藩でいえば伊達藩、地図を見ると遠く離れた四国にも伊達藩が。ぼんやり育った私は、はあ~ん?とすごく気にはなったが、先生に質問するでもなく今に至る。
さて伊達宗城の役を仰せつかり、聞いてみれば幕末の四賢侯の一人、伊予の小国の財政を立て直し、日本人だけで蒸気船を作り。子供のころのあれっ?が今答えが出るとは。楽しみです。
坂本龍馬や中岡慎太郎を輩出した土佐藩、その藩主の山内容堂という男を演じさせていただきます。
激動の時代を生きた容堂は、破天荒で豪快な人だったそうです。
また、新時代の夜明けには、酒と女に全財産を使い果たし、孤独に死んでいったとも聞いています。
そんな魅力的な男を演じられることをとても光栄に思います。
そして役を演じる中で、時代を動かした男たちやそこに生きる女たちの生きざまもしかとこの目で見届けてくるつもりです。
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