――久遠あいこというキャラクターについて
人生の相方探しをしているヒロイン・久遠あいこは、圧倒的に異質な主人公と比較すると、いわゆる漫才コンビでいう“じゃない方”です。キャリアがあるわけでもなく、学力も運動能力もいたって普通、大きな夢を持つこともなかった。けれども、気立てが良くて、人から頼まれたら嫌と言えず、責任感が強く頼りがいもある。名前通り、愛らしくて愛にあふれた人物です。
ドラマ化するにあたって、原作の明るくめげない性格はそのままに、設定を人生模索中のアラサーに変えさせていただきました。自己実現できているわけじゃないし、何者にもなれないと自覚している。でも、レモンサワーがおいしいとか、ちょっとした楽しいことがあれば人生捨てたもんじゃないと思える。そんな毎日を送っていた彼女が、普通なら出会うはずのなかった鈴木亮平さん演じる刈部清一郎という“異星人”と出会い、彼女の中の宇宙が揺さぶられていきます。
――吉岡里帆さんについて
今回、吉岡里帆さんという素晴らしい女優さんをヒロインにお迎えすることができて、本当にうれしく思っています。鈴木亮平さんが今作を“現代版・美女と野獣”とコメントされていましたが、引きこもりモンスターを部屋から外に連れ出す陽気なヒロインを魅力たっぷりに好演していただいています。
シリアスからサスペンス、韓ドラ原作に福田組(福田雄一作品)までさまざまな作品に出演されてきた吉岡さんですが、実は王道ラブコメは今回が初挑戦ということで、「まさにこんな吉岡里帆が見たかった!」という作品になっていると思います。くるくる変わる、その表情豊かな吉岡さんの愛らしさをぜひ楽しみにしていただきたいです。ご本人の聡明さとは裏腹に、ちょっとダメダメなところのある今回のキャラクターですが、気軽にツッコミながら、楽しく笑ってもらえたらうれしいです。
また、恋愛ミッションのたびにさまざまなメイク・ファッションで変身していく吉岡さんの姿も、早く皆さんにお見せしたくて仕方ありません。物語の導入として、しばらくヒロイン目線のモノローグで話が進むのですが、吉岡さんの心地よい声にも癒やされてください!
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