8歳で生き別れてから10数年、千代にとってヨシヲは唯一の心の支えだった。いつか再会できると信じ、「もしヨシヲに“一緒に死んでくれ”言われたら、うちは死ねる」とまで大切に思ってきたヨシヲの変わりように、視聴者からもショックの声が上がった。
「千代ちゃん、つらいね…」「クズ親父だけじゃなくヨシヲ、お前もか…」「ヨシヲの心のどこかに姉やんを慕う気持ちが残ってることを願う」といった悲痛な声が飛び交い、Twitterでは「#おちょやん」が一時トレンドランキングトップ5まで浮上するなど反響を呼んだ。
成長したヨシヲを演じるのは、役者デビュー2年目という倉悠貴。1999年生まれの21歳、大阪府出身で、池田エライザ監督の映画「夏、至るころ」(2020年)では主演を務めた。連続テレビ小説への出演は、今回が初めて。
「おちょやん」公式サイトに掲載されたインタビューでは「大人になったヨシヲも『姉やんのことが好き』という、共通の気持ちを持って役に挑みました」とコメントした倉。
うその経歴で千代に近づいた第57回、そして、心の闇をさらけ出した第58回。登場してまだ間もないが、人懐こい笑顔の裏に闇を忍ばせた演技、さまざまな感情をないまぜにした表情は早くも注目の的。視聴者からも「こちらの想像をかき立てる役者さん。すばらしい」「デビュー2年目にして朝ドラであの堂々とした演技はすごい!」など絶賛の声が上がっている。
次回第58回は2月25日(木)に放送する。
ヨシヲの素性とともに、脅迫電話の一件にもヨシヲが深く関係していること知った千代。一平は、座長として鶴亀家庭劇を守るために、大山社長に相談しようと決意する。しかし千代は、ヨシヲには性根を変えるよう自分が説得するから待ってほしいと一平に懇願する。
そんなことがあった翌朝。何も知らないシズ(篠原涼子)たちは、ヨシヲと一緒に岡安に住んだら良いと微笑み、千代をいっそう追い詰めていく。
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