岡田准一、ストイックに戦い続ける日本を代表するアクション俳優【てれびのスキマ】

2021/03/04 11:20 配信

芸能一般 コラム

日本を代表するアクション俳優、岡田准一

「それは違うと思う」。それがV6の岡田准一が初めて喋った言葉だという。

3歳になっても何も喋らず、両親は心配し病院にも連れて行った。だが、診断は特に異常なし。その後、少し経った頃だ。家族で食事中、口論になった。それを眺めていた幼い彼が突然、ハッキリと違和感を口にしたのだ。その言葉に母は耳を疑った。

「アイドルとしても劣等感しかなくて」“普通”さを痛感


こんなエピソードを聞くと“天才”という言葉が脳裏によぎらずにはいられない。だが、岡田准一本人は“天才”がたくさんいる芸能界で自分の“普通”さを痛感しているという。

「うちのグループで言うと森田(剛)くんとかって天才肌だと思うんだけど、天才肌の人たちがいてそれを見て『俺は普通だ』っていうのを若い頃に分かっちゃったっていうか、アイドルとしても劣等感しかなくて」(「櫻井・有吉THE夜会」2016年12月8日、TBS系)。

そうした劣等感から、アイドルとしての“反抗期”があり、バラエティー番組と距離を取り、メンバーとも口をきかなくなった時期があったという。その頃の岡田を支えていたのは読書だった。小説はもちろん哲学、心理学から自己啓発、宗教、スピリチュアルなものまでなんでも読み漁った。映画も1日3本を“ノルマ”のようにして見続けていた時期もあるという。寝ている時間があったら身になるものを吸収しようとストイックに習慣づけた。