「やすらぎの郷」主題歌を中島みゆきが書き下ろす!

2017/03/02 07:00 配信

ドラマ

中島みゆきの新曲「慕情」が「やすらぎの郷」(テレビ朝日系)の主題歌に決定(C)テレビ朝日

4月3日(月)スタートの石坂浩二主演のシニア世代向け帯ドラマ「やすらぎの郷」(毎週月曜~金曜昼0:30-0:50、テレビ朝日系)で、中島みゆきが書き下ろした楽曲「慕情」が主題歌として決定した。

本作は、新しい挑戦としてテレビ朝日が新設する帯ドラマ枠の第1弾。脚本を務める倉本聰氏は、夜のゴールデンタイムに若者向けのドラマが多く放送され、大人の見るドラマが少ないという現状に対し、ゴールデンタイム以外の放送枠で毎日放送する、大人のための帯ドラマを企画した。

これまで中島は、「家なき子」('94年日本テレビ系)の主題歌「空と君のあいだに」、「プロジェクトX~挑戦者たち~」('00年NHK総合)のオープニングテーマ「地上の星」、連続テレビ小説「マッサン」('14年NHK総合ほか)の主題歌「麦の唄」など、作品の世界観をフレーズに凝縮し、視聴者の印象に残る楽曲を発表してきた。

テレビ朝日では、「松本清張 けものみち」('06年)の主題歌、「帰れない者たちへ」以来の約11年ぶりの楽曲提供となる。

倉本氏はドラマ「北の国から」シリーズ('81年ほかフジテレビ系)でも中島の楽曲を挿入歌として採用しているほど、二人は絶大な信頼関係で結ばれている。今回、主題歌のオファーを受けた中島は感激しながらも、倉本氏の作品に対して「徒(あだ)や疎(おろそ)かな歌詞など書いてはならない…」と戦慄(せんりつ)したことを明かす。

同ドラマの舞台は、テレビの全盛期を支えた俳優、作家、ミュージシャン、アーティストなど“テレビ人”だけが入居できる老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada(ラ・ストラーダ。イタリア語で“道”の意)」。かつて一世を風靡(ふうび)したシナリオライター・菊村栄(石坂)を中心に、ホームに入居する往年の大スターたちが直面する問題をユーモラスに描く。

中島みゆきコメント】

中島みゆきです。

このたびは「やすらぎの郷」の主題歌を、とのお話を頂きまして、心から「うれしいわぁ!」と、感激いたしました。

だって、倉本さんの脚本ですもの。ねぇ?

で、その後で心から「困ったわ!」と、戦慄いたしました。

だって、倉本さんの脚本ですもの。ねぇ?

倉本さんがね。ひと言ひと言を、命を削るようにして紡いでいらっしゃるんですから。そこへ徒(あだ)や疎(おろそ)かな歌詞など書いてはならない…と思えば思うほど、もう、冷や汗がダダ流れなお仕事でした。はい。

果たして採用していただけるのかどうか、ギリギリまで不安でしたが、めでたく決まりまして、ありがとうございます。

作品の仕上げが、ちょうど私の「夜会」という長期公演の時期と重なってしまいましたので、締め切りをさんざん伸ばしていただきまして、申し訳ないことでした。

さて、いよいよドラマの放送ですね。

とっても楽しみに待っています。