人気コミック「黒執事」を原作にした、ミュージカル「黒執事」シリーズの最新作「寄宿学校の秘密」が上演中。第8弾となる今作はキャストを一新し、メインキャラクターの2人は近年2.5次元ミュージカルで注目を集める注目株・立石俊樹と小西詠斗に託された。
立石が演じるのは、完璧な執事のセバスチャン・ミカエリス。そして小西は、その主人であり、これまでは子役が演じてきた13歳のシエル・ファントムハイヴを演じる。2009年から続く、歴史あるシリーズを受け継ぐ意気込みを2人に聞いた!
――出演が決まったときの心境はいかがでしたか?
立石:元々ミュージカル「黒執事」のことは観ていたので、信じられないくらいうれしかったですね。それと同時に、初主演という立場は初めてだったので、身が引き締まりました。「これからもっともっと頑張らないとな」と。
小西:僕も、まさか決まるとは思っていなかったので「本当に!?」と。やっぱりすごくうれしかったです。小柄で良かったなと思いました(笑)。ただ、最初は…というか今も、不安は大きかったです。反響を見ていると、期待が大きい分プレッシャーもあります。
立石:これまで愛され続けてきた作品なので、僕たち自身もなぜ愛され続けているかを理解しないといけないですし、それを知った上で自分の色を乗せていかなければならないですからね。セバスチャンとシエルを中心に物語が進んでいくだけに、求められるものが一気に増えるプレッシャーは、正直あります。でも、詠斗くんと一緒に悩んで、相談できるのはありがたいですね。僕1人だったらどうなっていたことか…(笑)。
小西:それはすごく感じます! 僕も、1人だったら稽古の段階でくじけていたかもしれません(笑)。俊くんに支えてもらって頑張っています。
――やはり、お2人の比重も大きいのですね。
立石:セリフや歌、殺陣も、求められるものは大きいですね。でも、それは幸せなことでもあります。
小西:そうですね。
立石:だから、振り付けやセリフが入っていない、最初の段階が一番大変です!
小西:それをブラッシュアップする段階になると楽しくなってくるんですけどね。序盤はすごいスピードで稽古が進んでいくので、もう必死です(笑)。
立石:最初の週は大変だったね(笑)。休憩中も、2人で合わせたりして。
小西:休憩が休憩じゃなかったですね(笑)。復習して、次のシーンを予習して。
――立石さんはMANKA STAGE『A3!』シリーズでも松崎史也さんの演出を経験されていますね。
立石:出演する側としては、そのシーンで見せたいものが明確で、僕たち自身も分かりやすい演出をされる方だと思います。何を見せたいのかが分からないとキャストも迷ってしまうのですが、松崎さんは直接説明してくださるときもあれば、説明しなくても「こういう理由でこうしているんだ」と明確に分かる。曖昧ではなく、論理的でスマート。だからこそお客さんに伝わるんだなと感じます。
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