「浅田家!」「糸」など邦画界を盛り上げた作品が揃い踏み!<第44回日本アカデミー賞>

2021/03/17 15:00 配信

映画

毎年、日本映画界を盛り上げた作品が数多く選出される「日本アカデミー賞」。第44回となる今回は、コロナ禍による映画館休業などを考慮し、2019年12月16日から2020年12月31日の間に公開された映画の中から優秀賞が選出された。最優秀賞の発表は、3月19日(金)の授賞式で行われる。

人間同士の“絆”を描く作品が多く受賞


優秀作品賞は5作品。距離を取ることを強いられた現状を憂うかのように、人間同士のつながりや絆を描いた作品が多く選ばれた。

主演の二宮和也がユニークな家族写真で注目を集めた実在する一人の写真家を好演した、笑いと感動の人間ドラマ「浅田家!」。福島第一原発事故当時の作業員たちの知られざる真実を、佐藤浩市や渡辺謙をはじめとした実力派俳優で描いた「Fukushima 50」。国民的人情喜劇シリーズ「男はつらいよ」の最新作で、新撮された登場人物たちの“今”と4Kデジタルに修復され蘇る寅さんの映像が見事に紡ぎ合った「男はつらいよ お帰り 寅さん」。小栗旬と星野源が主演を務め、時効となった未解決事件の真相に迫ることで、それぞれの人生が交錯していく「罪の声」。トランスジェンダーとして生きる主人公を草なぎ剛が熱演、一人の少女と出会い母性が芽生えていく切ないラブストーリー「ミッドナイトスワン」。

この5作品の中で、どれが最優秀作品賞を受賞するのか期待が高まる。

最優秀主演男優賞ならびに最優秀主演女優賞を獲得するのは…!?


優秀主演男優賞は、小栗旬(「罪の声」)、草なぎ剛(「ミッドナイトスワン」)、佐藤浩市(「Fukushima 50」)、菅田将暉(「糸」)、二宮和也(「浅田家!」)が受賞。最優秀賞を佐藤が受賞すれば3度目、菅田と二宮であれば2度目、小栗と草なぎであれば初となり、誰が獲っても話題となることは間違いない。

優秀主演女優賞は、小松菜奈(「糸」)、永作博美(「朝が来る」)、長澤まさみ(「コンフィデンスマンJP プリンセス編」、「MOTHER マザー」)、倍賞千恵子(「男はつらいよ お帰り 寅さん」)、広瀬すず(「一度死んでみた」)が受賞。倍賞以外が最優秀賞を受賞すれば、初受賞となり、こちらも目が離せない。

また、今後の活躍が期待される若手俳優に送られる新人俳優賞は、服部樹咲(「ミッドナイトスワン」)、蒔田彩珠(「朝が来る」)、森七菜(「ラストレター」)、岡田健史(「望み」、「ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―」、「弥生、三月-君を愛した30年-」)、奥平大兼(「MOTHER マザー」)、永瀬廉(「弱虫ペダル」)といったフレッシュな顔ぶれが受賞している。

優秀外国作品賞も話題作ばかり!


スカイウォーカー家の壮大な<サーガ>の結末を描き話題となった「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」や、クリストファー・ノーランが監督した極限のタイムサスペンス「TENETテネット」などが受賞作に名を連ねる。

現在、映像配信サービス・ひかりTVでは、「第44回日本アカデミー賞」の優秀作品賞、優秀主演男優賞、優秀主演女優賞など、各部門の優秀賞を受賞した作品や、新人俳優賞に選ばれた俳優の出演作、優秀外国作品賞に選出された洋画を提供している。