広瀬すず、“時代劇”挑戦への思い明かす「“向いていないかもしれない”と思っていました」

2021/03/16 06:00 配信

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ドラマ「桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜」に出演する三上博史、広瀬すずからコメントが到着した(C)フジテレビ

「(市川海老蔵は)絶対的なオーラやつい目で追ってしまう存在感を感じた」


――市川海老蔵さんが演じる信長について。

信長のことをしっかりと調べたわけではないのでイメージでしかないのですが、海老蔵さんが演じられる信長は、“きっとこういう人だったんだろうなあ”と思わせるようなたたずまいでした。つい目で追ってしまうような存在感も、多分共通しているところだと感じました。

お芝居になると、絶対に目をそらせてはいけない、負けたくないという気持ちになるほどの目で見つめられるので、“絶対、目をそらさないぞ”という気持ちで演じました。

以前、イベントでお会いしたことがあったのですが、その時も、絶対的なオーラやつい目で追ってしまう存在感を感じたことを思い出しました。

――「なつぞら」の大森さんが脚本を手がけられましたが、いかがでしたか?

今回のお話をいただいた時に、大森さんが「なつぞら」執筆の後も休まずにこの脚本を書かれていたということも聞いて、さらにやってみたいなとも思ったんです。

大森さんの脚本は、セリフが優しくて、毎回読むのが楽しみになる単語も多くて。「なつぞら」の時も、ストレートなセリフとそうではない表現の微妙なニュアンスが私はすごく好きでした。でも今回は時代劇なのに、全然違うお話をこんなふうに描けるなんて、とびっくりしました。

――印象に残っているシーンについて。

父の斎藤道三が討ち死にした後に、“私は信長様にとって役に立てない身になった”というシーンです。

実はクランクインして2日目の撮影だったので、正直、“難しいな”とも思ったのですが、すごく考えながら演じました。土田御前(黒木瞳)とのシーンも、黒木さんは一言しゃべられた瞬間に、“やっぱりすごい方だな”と思いながら演じさせていただきました。