――広瀬さんには、同じく戦後初のエアガールとなる山崎紘菜さん、藤野涼子さん、中田クルミさん、伊原六花さんという同世代の共演者も。にぎやかそうですね(笑)。
広瀬:すごく楽しいです。私、こう見えて笑いを取りにいくタイプなのですが、全員同じタイプで(笑)。「お風呂場の洗剤、これがいいよ」とか洗剤の情報交換をしたり、みんなでずっとしゃべってます。
――飛行機にまつわる思い出はありますか?
広瀬:以前LAに行った帰りの飛行機の中で、エアガール役の山崎紘菜ちゃんとバッタリ会ったことがあります(笑)。本当に偶然で、席も近くて。
坂口:僕は飛行機の中から空を見るのが好きです。夜になって窓から空を見たり。
広瀬:異空間にいるみたいで、現実を忘れられますよね。
坂口:同じ光景なんだけど、雲の上だと飽きないんですよね。それは飛行機に乗ってないと味わえない感覚。だから、窓側が好きです。
――最後に視聴者の皆さんに、メッセージをお願いします。
広瀬:その時代ならではの、さまざまな人々のさまざまな感情が混ざっている作品です。「こんなこともあったんだな」っていうのを知ってもらえる機会になるといいなと思います。
坂口:僕も台本を初めて読んだときに、「こんなことがあったんだ」と改めて知りました。それぞれの生きざまに、それぞれの正義があって、そのすべてが間違いじゃないというか。日本の空を作るために奮闘していた人たちの思い、そのカケラの部分を少しでも感じてもらえたらうれしいです。
取材・文=坂本ゆかり
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)