臼田あさ美主演で「南瓜とマヨネーズ」実写映画化!

2017/03/04 10:00 配信

映画

ことし11月に全国公開される映画「南瓜とマヨネーズ」で臼田あさ美が主演を務める!

「blue」(マガジンハウス)、「strawberry shortcakes」(フィールコミックスGOLD)で知られる魚喃(なななん)キリコの代表作で、不朽の恋愛マンガの金字塔作品として呼び声の高い「南瓜とマヨネーズ」が、実写映画化されることが決定した。主演の臼田あさ美の他、共演に太賀、オダギリ ジョーらが出演することも発表。そして、「パビリオン山椒魚」('06年)、「パンドラの匣」('09年)、「ローリング」('15年)などで知られる鬼才・冨永昌敬監督が務める。

脆く崩れやすい日常の大切さを説きながらも、女性の切ない恋模様をリアルに描いた原作の世界を忠実に再現。近年の青春恋愛映画を象徴するような「壁ドン」「顎クイ」など過剰な演出は一切なく、20代半ばに誰もが経験するような甘く切ない恋のほろ苦さ、そして人には言えない葛藤を描いた心に突き刺さる等身大の恋愛映画となっている。

主人公・ツチダを演じたのは映画「愚行録」やTVドラマ「金と銀」(テレビ東京系)に出演中の女優・臼田あさ美。今彼「せいいち」と元彼「ハギオ」の間で揺れるツチダの繊細な女性心理を見事に表現した。

臼田は「映画を作りました。と、こうして皆さまに伝えられること、ツチダとして過ごした時間、せいちゃんが太賀さんだったこと、ハギオがオダギリさんだったこと、すべてが尊くて、大切で、うれしいです」と映像化の実現と昨秋10月の撮影を振り返った。

原作を初めて読んだ頃から出演を熱望していたという、思い入れの強い本作で5年ぶりの主演に挑む。

映像化に着手するに当たり、4年も前から臼田にオファーしたという冨永監督は「魚喃さんが描いたツチダそっくりな人を探しました。その女優はすぐに見つかりましたが、似ているのは顔だけではなかった気がします。ツチダは臼田さん以外にあり得ません」とキャスティングに絶対的な自信をのぞかせている。

また、恋人のツチダに生活を支えられながら夢を追う、ミュージシャン志望・せいいち役には数々の作品に出演し若手有望株の筆頭としてネクストブレークの呼び声が高い太賀を起用。本作の仕上がりについて「原作ファンの方にも映画ファンの方にも納得していただける作品になっていると思います。どうか楽しみにしていてください」と語る。

そして、ツチダが再会を果たす忘れられない昔の恋人・ハギオ役には、日本映画界をけん引するオダギリジョーが決定。自由奔放で女にだらしのない役柄ながら、どこか憎めないキャラクター像を作り上げた。

オダギリは冨永昌敬監督の商業長編デビュー作「パビリオン山椒魚」以来、約11年ぶりのタッグとなる。

ほかにもツチダのキャバクラでの同僚役に清水くるみ、ツチダがせいいちとの生活費を稼ぐために愛人関係となるサラリーマン・安原役に光石研、優しく厳しいまなざしでせいいちを見守るバンド仲間に浅香航大若葉竜也大友律岡田サリオらが名を連ねる。

また「音楽」「バンド」が重要な要素となる本作では、監督・冨永昌敬が数々のMVを手掛けるなど親睦も深く、唯一無二の活躍を続ける音楽家・やくしまるえつこが音楽監修・劇中歌制作を担当している。

'17年11月から新宿武蔵野館ほかにて全国公開される本作。ことしの秋の夜長には、等身大の恋愛映画にひたってみては。