菅田将暉、“同じ役”の沢田研二は「僕よりたくさん動き回っていてパワフル」

2021/03/29 21:48 配信

映画 会見

菅田将暉が映画「キネマの神様」完成報告会見に登場した

菅田将暉が3月29日、都内で開催された映画「キネマの神様」(8月6日[金]公開)完成報告会見に、永野芽郁野田洋次郎寺島しのぶ小林稔侍宮本信子山田洋次監督と共に登壇した。

松竹映画100周年を記念した同作は、原田マハの小説を「男はつらいよ」や「家族はつらいよ」などの名匠・山田監督が映画化した心温まる家族ドラマ。妻や家族に見放されたギャンブル好きのダメ親父・ゴウ。だが、若き日の彼は、名監督やスター俳優に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていて…。故・志村けんさんの遺志を継ぐ沢田研二が年を経たゴウ、菅田が若き日のゴウを演じる。

同映画は、2020年3月1日のクランクイン以降、W主演予定だった志村さんの突然の逝去、緊急事態宣言による撮影の長期中断、2度の公開延期と次々と困難が降りかかったが、ついに完成し、8月6日に公開を迎える。

山田監督は「衣装合わせも済まして、第1回の本読みまでした後に、主役が亡くなることは体験したことがなくて。混乱しましたし、その時のことを今でも思い出します」と言葉を詰まらせながら振り返り、「いろんないきさつがあり、いろんな考え方をして、沢田研二さんが代わりをしてくれて。不安もあったけど、新たな別な魅力のあるお父さんを沢田さんが演じてくれた。大事件があった映画で、僕の長い人生でも初めてだなとしみじみと思います」とコメント。

菅田は同じゴウ役の沢田の演技について「僕(の演じるゴウ)よりたくさん動き回っていてパワフル。撮影現場も一度見学させていただいたんですけど、その時からすごくチャーミングで。ダメなんだけど色気があって、人が周りに集まってきちゃう、すごく魅力的なゴウだなと思いました」と爽やかな笑み。