――作品の印象と、ドラマのナレーションとしてオファーが来た時の感想を教えてください。
台本の時点で声を出して笑っていましたし、なんだか気付いたら心があたたかくなっている作品だなぁと思いました。中学生の頃、一度だけ学園モノの生徒役で出演させていただいて以来の、念願の坂元裕二さんの作品で、オファーしていただいた時は、一ファンとして作品に携わることができるということが幸福すぎて叫びました。今は連載を待っているようなワクワクした気持ちで、台本がくるのを毎回楽しみにしています。
――どのようなことを心掛けてナレーションに挑んでいますか?
作品(登場人物など)と視聴者さんの間にいられたらいいなと思っています。もちろん存在として作品寄りではありますが、ナレーションのセリフも、せっかくおかしみのある、時にあたたかい言葉をいただいたからには、そういう空気を大切にしつつ、かゆいところに手が届く感じになるといいなと密かに思っています。
――伊藤さんが共感を覚えたり、好きなキャラクターを教えてください。
本当に選べないくらいみんな好きですが、やっぱりとわ子には共感することが多いです。1話の口内炎の件とかは「ある。本当にある。そういうこと」って感じでした。でもやっぱり選べません、みんな好きです。本当に愛おしいキャラクターばかりで、この質問が憎いです。
――伊藤さんなりのドラマの楽しみ方や見どころなど、メッセージをお願いします。
連続ドラマはきっとそういうものだとは思いつつも、やっぱり毎週火曜が来るのが楽しみで仕方なくなる。そうなることでちょっと視界がワントーン明るくなる。そんなドラマだと思います。登場人物のおかしくも愛おしい言動を、かと思いきや、突然胸が“キュウ”ってなる感じを、ぜひナレーションと共に楽しんでいただけたらいいなと思います。
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