尾上右近、初出演の大河ドラマに「始まる前からめちゃめちゃ緊張しました!」<インタビュー後編>

2021/05/08 08:00 配信

ドラマ 芸能一般 インタビュー

ラジオ「KABUKI TUNE(カブキ・チューン)」のパーソナリティーを務める尾上右近 撮影=池田花梨

NHK-FMで放送中の「KABUKI TUNE(カブキ・チューン)」(毎週金曜朝11:00-11:50)が2021年4月で放送開始4年目を迎えた。

若手歌舞伎俳優が歴代パーソナリティーを務めてきたラジオ「邦楽ジョッキー」の後番組として始まった「KABUKI TUNE(カブキ・チューン)」で初代パーソナリティーに就任したのは歌舞伎俳優の二代目尾上右近

今回、WEBザテレビジョンでは、右近にインタビューを実施。インタビュー後編では、パーソナリティーを始めてからの心境の変化や現在出演中の大河ドラマ「青天を衝け」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)について聞いた。

徐々に理想としていたスタンスに

――ゲストの方との出会いや番組を通してさまざまな体験があったと思いますが、番組が始まってからのご自身で成長を感じる部分などはありますか?

ないなぁ…(笑)。

――拝見しているとこの4年の間にお仕事の幅も広がったように思います。番組開始当初にちょうど清元栄寿太夫(右近は歌舞伎役者としてだけでなく、歌舞伎の伴奏音楽“清元”の太夫としても活躍)を襲名されていましたよね

そういう意味ではこの番組が始まったころに色んなことが始まったんじゃないかな…。そんな気がしますね。

あとはなんだろう…。ちょっとずつ人に対しても自分に対しても優しくなっている気がします。

どこか満たされない思いがあって尖っている時期があったのですが、その尾を引いていた時期にこの番組が始まって、その中で新しい出会いや経験を重ね、そして新しいお仕事もたくさん増えてきて…。

“有名になりたい”という思いに対してマイナスな気持ちがなくなってきたのですが、それと同時にとげもなくなってきていると思います。

でも、とげとげしかった自分も失いたくはないから、どこかで尖ろうかなという部分はずっと探している感じはありますよね。

ただ、基本的には誰にでも優しくできた方がいいし、徐々に自分が理想としていたスタンスに近づいているとは思います。