櫻井翔“風真”、“実はポンコツじゃない”ギャップ萌えで物語をけん引<ネメシス>

2021/05/10 12:45 配信

ドラマ レビュー

櫻井翔“風真”のギャップが魅力に!(C)NTV

広瀬すず櫻井翔がW主演を務めるドラマ「ネメシス」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)の第5話が5月9日に放送された。櫻井演じる風真は、広瀬演じるアンナの天才的ひらめきの力を借りて謎解きをするポンコツ探偵と言われているが、今回は遺伝子工学の知識を披露。ポンコツなかわいさとのギャップでキャラクターに深みを出している。(以下、ネタバレがあります)

風真の謎の職歴がまた一つ明らかに


本作は、天才過ぎる助手・美神アンナ(広瀬)と、ポンコツ探偵・風真尚希(櫻井)の凸凹バディが、正義の鉄槌で悪を砕くギリシャ女神「ネメシス」の名が付けられた探偵事務所に舞い込む難事件を次々と解決していくミステリードラマ。完全オリジナル脚本で、1話完結の事件と20年前の謎が複雑に織りなす物語となる。

第5話は、アンナが偏愛する謎の料理店“Dr.ハオツー”の料理人、リュウ(加藤諒)の依頼で、天狗伝説で有名な山奥で鮭の養殖業を営んでいた社長の転落死事件を調べることに。被害者には保険金が掛けられていたことが判明し、3人の息子、社長の義弟、社長の後妻と、家族全員が怪しい…というストーリーが展開した。

アンナが気になった、頑丈な鍵が掛けられた倉庫の中を撮影した画像を見た風真は、遺伝子工学に詳しい“先輩”である大和(石黒賢)にアドバイスを仰ぎ、インジェクター付きの実体顕微鏡があると確信。真犯人に迫る大きなヒントになった。

今回もアンナの協力で真相を突き止めた風真だったが、そこに関わる遺伝子工学にまつわる話については風真がすらすらと説明をした。これまで配達員、イルカの調教師、塾の講師と明かされてきた謎の職歴に、新たに”科学“の仕事に携わっていたことが加わった風真。

調査中に細工された無人のトラックで泊まっていたキャンピングカーごと運ばれ、そのまま進めば崖に落ちると知った風真が「あぁ、天狗のたたりだぁ。死ぬの、ヤ~ダ~!」と叫ぶ場面があった。そのポンコツなかわいさと、回を追うごとに垣間見せる、知識を備えていて、広い人脈もあるというギャップのある風真の人となりは、物語の面白さに寄与している。

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