前田公輝が、黒島結菜がヒロインを務める連続テレビ小説「ちむどんどん」(2022年度前期、NHK総合ほか)に出演することが発表された。同ドラマは、2022年に米国からの返還50周年の節目を迎える沖縄を舞台に、ふるさと沖縄の料理に夢をかけたヒロイン・比嘉暢子(ひがのぶこ、黒島)と、その兄妹たち家族の笑って泣ける朗らかな50年の物語を描く。脚本家・羽原大介によるオリジナル作品で、語りは沖縄出身のジョン・カビラが務める。
前田は、暢子たちの暮らす村の豆腐店の息子で、四兄妹の幼なじみの砂川智を演じる。小さな家業を継ぎながらも、いつか自分でもっと大きな商売をしたい、という野望を抱いており、暢子に想いを寄せるが、なかなか気づいてももらえないという役どころだ。
同作に出演することの意気込みを前田は「僕が演じる砂川智は、『家族のために尽くして働く、恋愛に不器用な男』です。僕自身、いつも家族への感謝を念頭に置いて仕事をしていること、そして恋愛ドラマの経験が多い方ではないことなどもあり、共通点の多い役柄だと感じています。役者として、1人の人物の長い歳月を演じさせていただくというのは初めての経験なので、生き方も恋愛も、智と共に成長していけるよう、役に寄り添いながら奮闘していきたいと思います! まずは、豆腐のことを勉強します」とコメントを寄せた。
また、今作が“朝ドラ”初出演となる前田は「役者を目指してからというもの、ずっと朝ドラ出演が夢でした。それが間もなく現実になること、未だに信じられません。出演のお話を聞いたときには、正直、驚きました。その後数日間は、外の光がいつも以上に輝いて見え、ずっと興奮がおさまらなかったほどです。ただ、このままではプレッシャーになってしまうので、胸を張って、みなさんに素敵な朝を迎えていただくためのチームの一員として、役を生きられるようにしっかり準備をしていきたいと思います!」と喜びを語った。
さらに、前田は舞台の地である沖縄の印象を「僕自身、沖縄には深い縁を感じています。まず、誕生日が『シーサーの日』と呼ばれる4月3日です。少年期(子役時代)には、首に美ら玉を身につけて、沖縄ロケに半年ほど通っていた時期もありました。座間味島という沖縄県の離島から那覇まで帆掛けサバニを操り、仲間達と人力で走り切る海上レースに参加し、完走した思い出。そしてその準備期間中の夜、地元の方にガイドしていただき浜辺でみたプラネタリウムのような180度の満天の星空は今でも忘れられません。コロナ禍前は沖縄料理店にも良く行っていました。ソーキそばにコーレーグースを少し垂らして食べたり、海葡萄、島らっきょ、ゴーヤチャンプルを好んで食べたりしていました。そんな記憶や思い出も胸に、しっかり『ちむ(心)』を込めて挑みたいと思います」と明かした。
「ちむどんどん」は、6月1日から3週にわたり、NHKドラマ公式Twitterおよびドラマトピックスにて発表。2週目となる6月8日は宮沢氷魚、山田裕貴、1週目では暢子の母親・優子役に仲間由紀恵、父親・賢三役に大森南朋、兄・賢秀役に竜星涼、姉・良子役に川口春奈、妹・歌子役に上白石萌歌の出演が発表されている。
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