女優・伊藤沙莉の初フォトエッセイ「【さり】ではなく【さいり】です。」が6月10日(木)に発売される。9歳で芸能界入りして以来、女優業だけでなく、「映像研には手を出すな!」の主人公・浅草みどりの声を演じたり、現在放送中のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(フジテレビ系)でナレーションを担当したり、活動の幅を拡大中。本書では、そんな伊藤が生い立ちから、家族のこと、コンプレックス、これからのことまで、今まで見せたことのない自分自身をさらけ出している。
今回のインタビューでは、このフォトエッセイを書くきっかけから、本書に込めた思いまでを語ってもらった。
――初のフォトエッセイ「【さり】ではなく【さいり】です。」が6月10日(木)に発売されますが、この本を出版するきっかけから教えてください。
はい。もう突然の出来事でした(笑)。ある日、事務所の社長から「本の話が来ています」と言われたんです。最初何のことか分からなくて、「そういう作品なのかな?」って思っていたんですけど、「文章を書いてみないか」ということでした。「私でいいのかしら?」って感じでソワソワしちゃいました(笑)。
――ドラマや映画の“作品”ではなくて、伊藤さん自身の“本”だったんですね。
もともと、役を背負ってそこに立つというのは得意なんですけど、スチール撮影もそうですけど、“私でいなくちゃいけない”っていう状況に若干の恥ずかしさがあって…。
ラジオはいいんです。喋ることももともと好きでしたから。でも文章となると、“私の口調を知らない人が読んだらどんなふうに受け止めるんだろう?”とか考えてしまうんです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)