<ちむどんどん>仲間由紀恵、大森南朋ら新キャストの起用理由を制作統括が明かす「“大家族のお父さん”を演じる大森さんを見てみたい」

2021/06/04 21:05 配信

ドラマ インタビュー

連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演する大森南朋

制作統括・小林大児氏「“大家族のお父さん”を演じる大森さんが見たかった」


四兄妹という設定にした経緯について小林氏は、「日本でいえば『細雪』、海外でいえば『若草物語』、朝ドラでも『てるてる家族』(2003年)など、四きょうだいものというのは、理屈を超えた人と人の絆が魅力的な名作にあふれていて。そういったところから、羽原さんとも四きょうだいという設定がいいね、という話になりました」と語り、さらに、「1番上の子を男性にして彩りを添えたいという思いもあり、男性1人、女性3人という設定にしました」と明かした。

母親役の仲間については、「沖縄本土復帰50年という節目に流すドラマでもありますし、母親役は沖縄の戦後を体現する人物であってほしいなと。これは仲間由紀恵さんしかいないよね、とわりと早い段階で決まりました。最高の人選だと思っております」と思いを明かした。

また、「父親役は、堅い部分と柔らかい部分の両方を併せ持った俳優さんで、ということで話し合いました。そんなお父さん像に大森南朋さんが一番当てはまると思いましたし、僕ら自身も“大家族のお父さん”を演じる大森さんをぜひ見てみたいなという期待もありました」と大森のキャスティング理由を語った。

連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演する竜星涼


竜星については、「羽原さんも僕も『昭和元禄落語心中』(2018年、NHK総合)でご一緒しまして。その中で竜星さんは非常に明るく、型破りで魅力的なキャラクターを演じてくださっていたというのが印象に残っていました」と振り返り、「今回はまた違うキャラクターですが、僕らが思い描くトラブルメーカーで優しくて家族思いのお兄さんを演じてくれるのではないかと思っています」と期待を寄せた。