――子供の頃のお話で言いますと、物語には雫の誕生日プレゼントにまつわる話も出てきますが、特に印象に残っている子供の頃にもらったプレゼントってありますか?
いい思い出だなっていうのは、小っちゃい頃のクリスマス、その当時シルバニアファミリーがはやっていて。それを私と姉で欲しいってサンタさんにお願いして、その日の夜はお布団に一緒に入っていたんです。
小さい時は姉と私と母で2階で寝ていたんですけど、クリスマスなのでプレゼントが来るまで起きてるっていうよくある作戦に入ってたら、母に「もうすぐ来るから『いいよ』って言うまで目をつぶってて」って言われて、「もういいよ」って言われてパッと目を開けたら枕元にシルバニアのお人形が置いてあって、私は「サンタさん来たんだ!」ってすごくうれしくなって。
次の日の朝、下に降りて行ったらシルバニアのお人形のおうちが用意されていて、今思うとお父さんお母さんというサンタさんありがとうというか(笑)、そういう仕掛けを用意してくれていたことがうれしいです。ちょっと照れくさいですけど、気持ちが温かくなる仕掛けだったなって思います。いつの間にか図書券とかになっていったんですけどね(笑)。
――では、最後の質問なんですが、「ライオンの家」ではゲストが自分のあだ名を好きに決めていいということになっていますが、土村さんが実際に好きに自分のあだ名を決めていいと言われたら何て付けますか?
私ってあだ名を付けづらい名前だなって我ながら思うんですよ。2文字だから十分呼びやすいし。(しばらく考えて)意外と芳のままが好きかもしれないです。“つっちー”とかもなじみ深いあだ名ではあるんですけど、でも何だかんだ自分の名前は好きなので…うん、そのままが好きかもしれないです。
――雫も“雫”のままですしね。
そうですね(笑)。
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