片桐仁&青木さやかのコントユニット“母と母”、初戦直前インタビュー!『僕はやっぱり人生を変えたいんですよ!」<キングオブコント>

2021/07/15 18:00 配信

バラエティー インタビュー

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青木さやかと娘の知られざる約束


――お二方とも今回、“賞レース”への参戦は初めてになるかと思うのですが、これまで参戦してこなかった理由は何かあったのでしょうか?

片桐:今ではいろいろな賞レースがありますけれど、昔は無かったんですよね。「M-1」が始まった2001年頃に「キングオブコント」があったらラーメンズも出ていたと思うんですけど、「キングオブコント」が始まった時には、僕らは単独ライブで暮らすようになっていたので、テレビとだいぶ距離があいていたんです。だから、2分とか3分とかのネタがまったく無かったので、種目が違う感じでしたね。

青木:私の時もそんなに無かったんですよね。

片桐:お笑いライブはいっぱいあって、たまにタイアップで賞金が出たりするものはあったから、そういうのは出ていたよね?

青木:出ていましたね。ただ、私はネタを量産出来なかったので、ネタを結構早めにやらなくなっちゃって…初期の頃の「エンタの神様」の出演が最後だったと思います。

――お二方ともネタを披露されるのはとても久しぶりだったと思うのですが、周りの方々の反響はいかがでしたか?

片桐:いやぁ、めちゃくちゃありましたよ! それこそ第七世代という若手のお笑いの塊みたいな人たちが出てきましたけれど、僕たちは今年48歳なので、その上の世代のもう1つ上の世代ですからね。なので、最初はどうなんだろう? って、思っていたんです。

でも今回、我々が学生時代にテレビで見ていた世代のBOOMERさんとコントをやらせてもらって、生身の人間がお客さんの前でウケるために頑張るっていいことだなって思ったんです。なんかシンプルだな、潔いことだな、面白いことだなって。

今回の企画は、僕が(「バチェラー」でいう)バラを渡すみたいな立場ですから、すごく迷って、10組の中から誰かを選ぶなんて出来ない! って、思っていたんですけれど、青木とコントをやった時に「これ、もう1回やりたいよね」って、青木と話をしたんですよね。そうしたら、投票結果も青木が1位だったんです。

青木:私はもう本当に久しぶりのことでしたし、仁さんと出来るなんて光栄なことなので、全力でやらなきゃというか、失礼がないようにやらなきゃというか…。

片桐:いやいや、それはこっちのやつですよ…!

青木:いやいやいや!

片桐:だって、こっちも皆さんを滑らしちゃいけないって…。

青木:そうですよね(笑)。私は今回、「キングオブコント」はもちろんなんですけれど、「やついフェス」は、エレ片さんのショーだと思っていて、まず、そのショーで自分なりにできることを全力でやってみたんです。そうしたら、すごい楽しかったんですよ! 頑張らなきゃっていう気持ちよりも、お客さんの前でコントをするっていうことが楽しい! って、いう気持ちになっちゃったんです。それで実は、このコントに使用した衣装を娘が欲しいって言ってて…私も多分貰えるだろうからって、「やついフェス」が終わった次の日には渡せると思うって言っていたんです。けれど、実際終わってみて、まだ順位も出ていない時に「しばらく渡したくない」っていう、気持ちになっていたんです。

片桐:勝ち残りたいって?

青木:はい。「勝ち残りたいから渡せないかもしれない」って、娘に伝えましたね。

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