片桐仁&青木さやかのコントユニット“母と母”、初戦直前インタビュー!『僕はやっぱり人生を変えたいんですよ!」<キングオブコント>

2021/07/15 18:00 配信

バラエティー インタビュー

貴重な話をたくさん披露してくれた片桐仁&青木さやか“母と母”

知られざるエピソードがどんどん飛び出す!


――相方が青木さんに決まった際に、ラジオで青木さんが「ネタを作った」というお話をされていたかと思うのですが…。

片桐:作っていなかったですね。構想でした(笑)。

青木:ごめんなさい…構想でした(笑)。

片桐:思いもしない構想でしたね。2分のコントの設定で頭の中が盛り上がっちゃったみたいで、この後の展開がどうなるかっていう、すごく立体的な話でしたよね。それはそれで面白かったんですけれど、いやいや、このコントはこのコントで終わりだからって…(笑)。

青木:(笑)。近所のママ友と「それがいい!」って盛り上がったんですよ。

片桐:いや、話自体は面白いんですよ! でも、ネタをがっつりは書いていないですね。

青木:がっつりは書いてないですね。がっつり書いたことは今まで一回もないです(笑)。

片桐:そんなわけないだろ!(笑) ピン芸人なんだから!

青木:いやいやいや! もう本当に時間がかかるんですよ。

――(笑)。今回、他にも多くのユニットが参戦表明をされていますが、ライバル視している芸人さんはいらっしゃいますか?

青木:実は、私はお笑いの番組を本当に見ていなくて、私の生活の中にお笑いっていうものが十何年、入ってなかったんですよね。なので、仁さんとコントをやらせていただく前にライブとかも見に行ったんです。

片桐:そうなんだ!? どうだった?

青木:みなさん、すごく面白かったです! あと、今、これを見ておきなさいっていう人たちのネタもインターネットで結構見ましたね。だけど、しばらく見てから、もう見ない方がいいなってなったんです。これ以上見て、何を研究するのか、ちょっと分からなくなってしまったので、面白かった! で終わりましたね。

片桐:吉本興業さんの芸人さんみたいに、お客さんの前で100回やってから大会に出る! みたいなことは我々は出来ないんでね。もう、じじいとばばあという見た目しかないので(笑)、そこをポジティブに捉えて、あとは、新鮮さね。

青木:私のママ友がこう言ったんですよ…「絶対『母と母』優勝してね」って。

片桐:「絶対『母と母』優勝してね」って言ったの?

青木:はい。それで私は、「うーん、私はもちろんそうしたい…でも、お笑いに懸ける熱量
、蓄積っていうのは、私は他の人よりも薄いなぁ…」って言ったんですよ。そうしたら、「
でも、しっかりと生きてきたじゃん!面白いに決まっている!」って。

片桐:なるほど、いいこと言う。

青木:「そんなことで戦う必要はない」って、言ったんです。でも、ママ友が言うように戦うんだったら私にはそれしかないなって…一生懸命生きてきた! でも、お笑いは1個も見てない!

片桐:(爆笑)。でも、プレイヤーとして舞台はいろいろやっていますから!

青木:舞台はもちろんやっています(笑)。

片桐:引退していたわけではないですから、本も書いているし。

青木:そうなんです。だから、そこは「お笑い離れていたし…」って、思う必要はないなっていう風に切り替えましたね。

片桐:だから、ライバルって聞かれても当てはまらないというか、自分たちがどうやって楽しめるかが大事なのかなって、思いますよね。ただ、チョコンヌ(チョコレートプラネットとシソンヌのユニット)が参戦するって聞いた時には、こんなの勝ち目ないやって、一瞬で思いましたね。だって、吉本(興業)さんだし、長いことコントやっているし、全員面白いし、なんでも出来ちゃうから。僕たちは、だいたいのことが出来ないんですよ。不器用なんです。

青木:いやいや、仁さんは器用ですよ! 実は、私がなぜ一人だったかっていうと、動かなくても済むからなんですよね。私、動くのがすごく苦手なんですよ。

片桐:何言ってるの! 今、舞台でやってるでしょ?(笑)

青木:いやいやいや、演出家の人に「どこに動けばいいですか?」って聞いて、「はい、3歩進んで、これ言って」って(笑)。本当にそんな感じなんですよ。

片桐:嘘だぁ…。

青木:舞台だと稽古が一カ月くらいあるから、「動けないなぁ…」って言いながら、先輩とか演出家の方に指導してもらって、それでどんどん慣れていくんですけれど、やっぱり動くことってすごく難しくて…。2人でやるとどうしても動かなくちゃいけないので、そこは課題ですね。でも、稽古でなんとでもなるので!

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