――第8週の撮影を終えての思いを教えてください。
台本を読みながら涙が止まらなかったです、本当に。セリフの練習をしなくちゃいけないのに、一つのシーンを読むだけで涙が止まらなくて、練習にならないんですね。「俺は絶対に立ち直らねえ」という新次のセリフは、丸め込まれていなくて、僕自身にも強く刺さりました。僕を信頼してあのセリフを言わせてくれた安達さんやスタッフに感謝ですし、僕にとっても非常に大事なシーンです。
――息子役の永瀬さんとの共演シーンはいかがでしたか?
撮影では、廉くんと良いコミュニケーションが取れていると思います。この第8週のシーンを撮影した後、僕の楽屋に来て、二人でそのシーンがどうだったかっていう話もしたりしているので、とても良い親子関係を作れていると思います。
――耕治と新次の関係性をどう思われますか?
ずっと一緒に育ってきた幼なじみで、強い絆があるとは信じています。新次は、誰が悪いわけでなく、地震というものによって大切なものを失いました。親友である耕治との関係も、仲がよかったからこそ、お互い複雑な気持ちを持っていると思います。そういう意味では耕治に甘えている部分があって、強く当たってしまうんだと思います。
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