片桐仁&青木さやかにとって、エレキコミックの存在とは…演出・やついいちろうにも直撃!<インタビュー第2弾後編>

2021/08/17 18:01 配信

バラエティー インタビュー

「勝ちたい!」という思いが伝わるSHOT

即席ユニットでの参加が解禁され、数々のユニットが名乗りを上げている「キングオブコント2021」。このたび、WEBザテレビジョンでは、7月16日に行われた予選1回戦直前のインタビューに引き続き、8月13日に行われた準々決勝へ参戦した片桐仁青木さやかによるユニット「母と母」にインタビュー。後編では2人をサポートするエレキコミックへの思い、準々決勝への意気込みなどを語ってもらった。さらに、「母と母」のネタの演出を務めるやついいちろうにも直撃。

ユニット「母と母」は、片桐がエレキコミックと共にパーソナリティーを務めるTBSラジオ「エレ片のケツビ!」(毎週土曜夜1:00-2:00)内で行われた企画「KOC決勝への道」から誕生。

「母と母」にとってエレキコミックの存在とは…?


――今回はラジオの企画ということもあり、ネタの演出をやついさんが、当日の応援を今立(進)さんがサポートされています。お二方にとってエレキコミックさんの存在は?

片桐:いやぁ、すごい才能ですよ。

青木:仁さんって、何年の付き合いですか?

片桐:僕は25年ですね!(笑)

青木:すごい! そもそもどういう存在なんですか?

片桐:出会って25年で、ラジオを始めて16年目ですね。だから、身内みたいな感じですよね。やついとは学生時代に出会って…「すごい顔してますね」って言ったら、「そのままお返しします」って言われました(笑)。

その後、大学を卒業して下北沢に住んだ時に、今立の実家が近いということもあって、今立が毎週(僕の)家に来ていて、「この人と喋っていると、全部面白くしてくれるな」って、(今立は)何でもボケにしてくれるから、すごい危険な存在だなって思っていましたね。

でも、やつい自身が出演しないで、演出だけっていうのはこれまでに無いと思うんですよね。それなのに、すごいよね! 持っている言葉の種類が違うというか、賞レースというものを実体験した実感も持っているから、実感が伴いつつも、青木がやりやすいように、面白さが出やすいボケに微調整してくれているもんね。

コントって、作・演出を自分たちで全部、当たり前のようにやっていますけれど、お芝居だと、脚本家・演出家って別々の仕事なんですよね。そういったことをやついは瞬時にやるから、すごいなって思っています。お笑い学校の先生とかではなくて、コント演出家って感じだもんね。あとは、今立の現場での包容力ですよね。なんの緊張感もなく、あの雰囲気で現場に来てくれるのはありがたいですよね。

青木:「母と母」は、「エレ片のケツビ!」という番組の企画なので、私はそのチームに入っているという感じなんですよね。なので、普段のエレキコミックさんはどんな感じなんだろう? って、思っていたんですけれど、今は全幅の信頼を置いていますね。本当にすごいです。

片桐:やついは相当青木のことを気に入っていますからね。

青木:いやいや(笑)。私はとにかくやついさんの言うことについていかなきゃ!って思っているんですよ。(やついさんが)怖い顔をしているからですかね? 優しい方っていうのはもちろん知っているんですけれど、眉間に皺を寄せて、私のことをすごい見てくるから…。

片桐:(爆笑)。確かにね! あの顔で見られると怖いよね(笑)。

青木:早くやらなきゃ! っていう追いつきたい気持ちでやっているので、最近では信じられないエネルギーが私から出ていますね。もう言い訳は通用しないな! って…いつもだったら、もっと甘えていますからね。それもあって今回は、ものすごい量の衣装を持ち込んで(笑)、仕事を始めた一年目の頃よりもきちんとネタの衣装とかチェックしてますね。

今立さんには2回現場に来ていただいて…本当にその場が和むんですよね。フラーっと来た近所の友達みたいな感覚で、(今立さんが)そういう風に演出されているのか、元々そういう方なのかは分からないんですけれど…。

片桐:元々そういう人ですね。

青木:あ、そういう方なんですね。私はこの夏、急にこの「エレ片のケツビ!」というチームに入りましたけれど、とにかく時間が無いので全部を見せていかなきゃっていう気持ちでしたね。それでも、(自分を)調理してくれるだろうなという、器の大きさがスタッフさんを含めて皆さんにあるので、(母と母が)2人だけのものっていう感じはしないですね。みんなで優勝しよう!って。

片桐:ラジオのスタッフは毎回来てくれていますからね。5分のコントを作るためにみんなが動いてくれているので、何とか(準々決勝も)通りたいですね。

青木:そうですね! いいチームに入らせてもらっているなって感じているので、本当に通りたいです。やついさんが「準決勝に残れるかもしれないよ」って言っていたんですけれど、「いやいや、優勝でしょ」って。

片桐:早いな(笑)。でも、準決勝に行けることになったら、もう1本ネタを作らないといけないですからね。