静岡・浜松の浜松グランドホテルにて、「直虎ふるさとトークショー~井伊を支えたおんなたち~」が行われ、財前直見、梅沢昌代が登場。司会を歴史タレントの小栗さくらが務めた。
同イベントは、放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK総合ほか)で主人公・次郎法師(のちの井伊直虎、柴咲コウ)の母・千賀を演じる財前、次郎法師の乳母・たけ役の梅沢が、ドラマの魅力や撮影の舞台裏を語るというもの。
トークショーの前には、地元・浜松で長年活動する女性講談師・田辺一邑が、かねて語り続けている直虎の講談を披露。参加者たちは、戦国時代を生き抜く女性領主の物語に浸る。
その後、作中でも語りを担当する中村梅雀によるナレーションが流れ、ついにトークショーがスタート。財前と梅沢が登場すると、会場からは割れんばかりの拍手が鳴り響いた。
最初のトークテーマは、“大河との出会い”。「義経」(2005年)の北条政子役で初大河を経験した財前は、「やはり、朝ドラや大河は女優としては憧れ。初出演はそうそうたる大俳優の方に囲まれ、とても緊張したのを覚えています」と明かした。
2016年放送の「とと姉ちゃん」をはじめ、朝の連続テレビ小説にはたびたび出演している梅沢は、今回が初の大河出演。「やった!という感じですよね」と大きなガッツポーズ。「衣装合わせに、ものすごい数のスタッフさんがいらっしゃるんです。それで緊張しました」と大河ならではのエピソードを語った。
その後は、物語序盤を熱演で盛り上げた(幼少期の)おとわ役・新井美羽の話題に。
財前は「撮影当時10歳ですが、緊張を楽しさに変えるような、プロ以上のプロ意識を感じました。いつも元気ですが大はしゃぎもせず、バランスの取れた子。撮影現場でもみんなのアイドルでした」と絶賛。
その直後、新井から二人あてのメッセージVTRがスクリーンに映し出されると、思わぬサプライズに二人は感激。「カメラの回っていないところでも、財前さんと梅沢さんは本当の家族のように接してくれて、とても幸せでした」というコメントに、会場中が目を細めていた。
また、イベント中盤には、クイズコーナーが開催され、会場に集まった参加者たちが直虎にまつわるクイズに挑戦した。
「阿部サダヲ演じる松平元康は妻・瀬名(菜々緒)から“三河のぼんくら”と呼ばれている」(正解は×、“三河のぼんやり”が正しい)といったドラマからの出題や、「井伊の“赤ぞなえ”は井伊直盛の時代から」(正解は×、正しくは井伊直政の時代から)など歴史にまつわる問題が並ぶも、“直虎愛”の深いファンたちは続々正解。
最終的にはじゃんけんで優勝を決めることになり、幸運な勝者には財前と梅沢のサインを贈られた。
イベントの最後にコメントを求められた梅沢は、「直虎は小さい頃から井伊が大好きで、南渓和尚(小林薫)から教わった『答えは一つではない』ということを肝に銘じて、これからも頑張っていくと思います。皆さん応援してください」とアピール。
財前は、「これからもっともっと城主としていろんな試練が待ち受けています。方久さん(ムロツヨシ)が戻ってきたり、たけさんも少し変わりますので、それも楽しみにしていただけたら」と明かし、大盛り上がりの中、イベントは終了した。
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