西野七瀬、女優としての覚悟「いまは学びのとき」「あえて厳しい道を」<孤狼の血2>

2021/08/24 07:00 配信

映画 インタビュー

公開中の「孤狼の血 LEVEL2」に出演する西野七瀬撮影=大石隼土

映画「凶悪」(2013年)や「日本で一番悪い奴ら」(2016年)などの白石一彌監督が、作家・柚月裕子の同名小説(角川文庫)を映画化した「孤狼の血」。強烈なバイオレンス描写と男たちの熱いドラマで話題を呼んだ本作の続編「孤狼の血 LEVEL2」が、8月20日に公開された。

前作では、暴力団対策法成立直前の広島・呉原(呉市をモデルにした架空都市)を舞台に、暴力団同士の血で血を洗う抗争と、そこに巻きこまれていくマル暴刑事たちの熾烈な戦いが描かれ、今回の「―LEVEL2」では、前作で殉職した先輩刑事・大上(役所広司)の遺志を継いた日岡(松坂桃李)が主人公となり、彼の前に立ちはだかる最凶最悪のヤクザ・上林(鈴木亮平)との死闘が、映画だけのオリジナルストーリーで展開されていく。

その「―LEVEL2」からの出演となった西野七瀬は、日岡と深い関係にあるスナック“スタンド 華”のママ・近田真緒役に。日岡のスパイとして上林組に潜り込んでいる弟・チンタ(村上虹郎)の身を案じる優しく頼もしい姉でもある。

「映画館で1作目を見ていた」という西野は、作品のテイストを知っていたからこそ「あの世界に自分が入るのが信じられなかったし、本当に自分でいいのかと不安だった」と明かすが、白石監督の作品に出演できるならば、と「やりたいです!」と即答したという。

劇中の西野は、スナックのママという設定もあり、人生で初めて髪を全部ブリーチし、やさぐれた雰囲気が出た、これまでの印象と違った役どころを熱演。また、「この作品に出演できたのは本当にぜいたくなことだと思いますし、これからも楽な道ではなく、あえて厳しい道にどんどんチャレンジしていきたいです」と話す彼女の姿は、乃木坂46から離れて3年、女優としての覚悟をさらに固めたのが伝わってきた。