自分があの世界に入ることが想像できませんでした
――今回のオファーを受けたときの感想を教えてください
「私ですか?」というのを、最初に思いました。というのも、前作を映画館で見ていたので、自分があの世界に入ることが想像できませんでした。
――そのときは、役柄についての説明もあったのでしょうか?
まだはっきりとは決まっていない段階でした。後からスナックのママ役だと聞いたのですが、やったことがない役だし、自分にない要素ばかりの女性だったので、本当に自分にできるのか不安も感じましたが、白石監督の作品に出演できるまたとない機会だったので、飛び込んでみたいと思いました。
――真緒を演じるにあたり、役作りでこだわったところは?
まず見た目ですが、髪をブリーチしました。やさぐれている感じが出るように、(根元は髪が伸びて黒い)プリン状態になるように、細かく調整しながらやっていただきました。
――髪型もそうですが、弟・チンタの頭を思いきりひっぱたくシーンなど、西野さんらしからぬ姿に驚かれるファンの方もいそうですね。
そうかもしれないですね(笑)。真緒はスナックのママというだけでなく、チンタの下の兄弟のことも養っていて、自分の芯をしっかりと持っているカッコいい女性だと思います。さすがに人の頭を本気でひっぱたいたのは人生で初めてでしたが(笑)、私はもともとかわいいよりもカッコいい人になりたいと思っていたので、真緒のたくましさはあこがれでもあります。