<プロミス・シンデレラ>ヒールな役柄が見事にハマった松井玲奈

2021/09/08 11:30 配信

ドラマ レビュー

スタンガンを持つ松井玲奈“菊乃”の衝撃が再び!(「プロミス・シンデレラ」第6話より)(C)TBS

二階堂ふみが主演を務める火曜ドラマ「プロミス・シンデレラ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)。9月7日に放送された第9話では、これまで主人公・早梅(二階堂)に嫌がらせをしていた芸者の菊乃(松井玲奈)の目的が明らかに。悪女を体現する松井に注目が集まっている。(以下、ネタバレがあります)

主演の二階堂との再共演が注目されたが…


本ドラマの原作は、漫画アプリ「マンガワン」(小学館)に連載中の同名漫画。人生崖っぷちアラサーバツイチ女子・早梅が、高級老舗旅館の御曹司でイケメンだが性格のすこぶる悪い男子高校生・壱成(眞栄田郷敦)に目をつけられ、金と人生を賭けた“リアル人生ゲーム”を繰り広げていくラブコメディー。

そんなラブコメをホラーにすると原作ファンから言われていたのが芸者の菊乃だ。ドラマでは松井玲奈が演じている。主演の二階堂とは、2020年に放送されたNHKの連続テレビ小説「エール」で姉妹を演じており、再共演が注目されていたが、今回は不穏な雰囲気を漂わせていた。

菊乃は、壱成の兄・成吾(岩田剛典)が副社長を務める旅館に出入りする芸者で、成吾と大人の関係だった。そんなとき、成吾が忘れられないでいた初恋相手の早梅と10年ぶりに再会。2人の関係をやっかんでいるのかと思いきや、成吾と早梅を近づけようと画策し、その真意は図れなかった。

実は早梅が離婚したのも、菊乃が夫・正弘(井之脇海)を誘惑したからだった。その正弘が計画を遂行できないと知るとさっさと見限り、壱成を次の“当て馬”に仕立て上げようとした。その揚げ句が、第8話で壱成と花火大会に出かけた早梅を急斜面から突き落とすという、恐ろし過ぎる行動。

第9話では、突き落としたことを謝りつつ、「私はシンデレラに出てくる魔法使いなの。10年前に結ばれなかった王子様とシンデレラのために魔法をかけてあげた」と告げた。しかし、早梅が「私がどうするかは私が決めます」と返すと、「そう、それなら私にも考えがあるわ。例えば、あなたのそばにいる人たちに危害を加えるとかね。あなたを幸せにできるのは成吾だけよ。元旦那の今井正弘でもなければ、もちろん壱成君でもない」と脅迫めいた言葉を吐いた。