<おかえりモネ>前田航基&高田彪我の幼なじみコンビが現場でのエピソードを明かす!「ひょん(高田)がギターを弾いて、(永瀬)廉自身が歌ったんです」

連続テレビ小説「おかえりモネ」に出演中の(左から)前田航基と高田彪我(C)NHK

「三生は愛されているなとも感じました」

――前田さんはシーンのなかで、東京にいる明日美以外の幼なじみに髪を剃ってもらいました。その感想をお聞かせいただけますか?

前田「幼なじみに剃ってもらうというシーンをいただけて、三生は幸せ者だなと思いました。やっぱりドラマのシーンの中でみんなに剃ってもらうのと、剃りましたと結果だけ見せるのは意味が違うと思うので。ありがたいなと思いましたし、三生は愛されているなとも感じました」

――それにしても前田さんは髪型がいろいろ変わりましたね。

前田「一つの役で、金髪になって、ラッパー風の髪の毛になって、坊主になる。しかもすべて地毛ですし、なかなかないことだと思うので、改めて面白い役だなと思いました。しかも髪型と心境がリンクしているので、やりがいのある役だなとも思いました」

――高田さんはバリカンを入れてみて、いかがでしたか?

高田「バリカンを人の頭に入れることは初めてだったので、マネキンで練習しました。髪を剃るという行為は絆が深くないとできないと思うので、みんなの絆を語る上で必要不可欠なシーンになっていると思いますし、そこに参加できてうれしかったです」

――高田さんは会うたびに変わる前田さんの髪型を見て、どう思っていましたか?

前田「みんなと最初に会った時はまだ黒髪だったんですよね」

高田「え? そうだったっけ?」

前田「気仙沼に入る2日前に金髪にしたから、最初は黒」

高田「金髪のイメージが強過ぎて、ちょっと忘れてる(笑)」

前田「黒髪、金髪、ラッパー、坊主(笑)」

高田「しかも金髪の間にも中学校のシーンを撮ったから、黒染めして、また落として、それをみんなで見守ったんだよね(笑)。髪型が変わると印象は変わりますが、三生くんのなかの芯の強さというか、思いの強さは変わらないなと感じていました」

――未知も含めた、幼なじみの6人が集まると結束力を感じます。キャストのみなさんの結束力はどのように培われたのでしょうか? やはり吹奏楽部の練習ですか?

高田「僕は音楽ユニット“さくらしめじ”での活動をしていると、音楽で思いがつながることをとても感じるんです。ですので、吹奏楽部での楽曲を通して、役としての絆が深まりましたし、高田彪我、前田航基くんとしても思いが通じ合った部分はあると思います」

前田「それぞれに楽器を練習して、撮影に入る前に東京で音を合わせた時はまだお互いにおどおどしている部分があったんです。でも、気仙沼での撮影に行って、練習をするうちにちょっとずつ仲良くなっていった気がします。NHKのスタジオでの気仙沼チームの撮影は飛び飛びで、最初は1カ月に一回だったのが、数カ月空くということもありましたが、皆さんがいつでも気仙沼にいた頃のように声をかけてくれるので、幼なじみの状況で現場に入ることができました」