救いと希望描くラストに反響!「#ただリコ最終回」トレンド入り 北山宏光の新たな代表作に

2021/09/30 12:06 配信

ドラマ レビュー

「ただ離婚してないだけ」最終話より(C)「ただ離婚してないだけ」製作委員会

Kis-My-Ft2北山宏光主演ドラマ「ただ離婚してないだけ」(テレビ東京ほか)が9月29日、最終回を迎えた。一組の夫婦の壮絶で残虐、過酷な日々を描いてきたドラマは一転、救いと希望のストーリーとなり、多くの視聴者を感動の渦に巻き込んだ。(※以下、ネタバレがあります)

「偽りなく生きてくれ」


正隆の不倫相手・萌(萩原みのり)を誤って殺してしまったことから始まった正隆(北山)・雪映(中村ゆり)夫婦の地獄のような日々。萌の件をネタにゆすってきた佐野(深水元基)を監禁・暴行するなど罪を重ね、さらには佐野の背後にある組織のボス・仁科(杉本哲太)からも1億円を要求され…正隆は死を考えるほどに追い詰められていった。

絶望の中で迎えた最終回。仁科を殺す計画まで立てていた正隆を救ったのは、亡き養父・利通(団時朗)からの遺言だった。父は、義理の子である正隆ではなく血を分けた弟・利治(武田航平)を後継者としたことをずっと悔やんでいたと打ち明け、「今、ただ一つ願うのは、お前が私のような道をたどらないこと。偽りなく生きてくれ。大切な者たちを傷つけないために」という願いを遺したのだった。

ずっと憎んできた父と弟をゆるせたこと、そして父の真心からの「偽りなく生きてくれ」の一言が、正隆を救った。利治の「生き直そう。もう偽りはやめて」の言葉も突き刺さった。正隆は、雪映に相談することなく自首。罪の連鎖を断ち切った。