杉咲花&杉野遥亮、弱視の盲学校生とヤンキー役に「“普通って何だろう?”ということを改めて考えさせられる作品」<恋です!インタビュー>

2021/10/05 07:00 配信

ドラマ インタビュー 独占

「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」に出演する杉咲花&杉野遥亮撮影=大石隼土

10月6日(水)にスタートするドラマ「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)で、初共演する杉咲花杉野遥亮にインタビューを実施。それぞれが演じるキャラクターについてや、演じるのが楽しみなシーンなどを語った。

同ドラマは、うおやま作の漫画「ヤンキー君と白杖ガール」(KADOKAWA)が原作。外を歩くときは白杖を持ち、光と色がぼんやり分かる程度の弱視の盲学校生・ユキコ(杉咲)は、ある日、誰からも恐れられている不良少年・森生(杉野)と出会う。勝ち気ポジティブだが恋には臆病なユキコと、けんかっ早いけれど根は純粋なヤンキー・森生は、不器用ながらも少しずつお互いのことを理解し、引かれ合っていく。

杉咲:ユキコのポジティブなところがすてきだなと思います。もちろん落ち込んだりもしますが、基本的には自分の力で進んでいく、前向きな人。そんなところがとても好きです。

杉野:森生は目の前のことに全力なところがいい。一つ一つのことに感情を揺さぶられ、毎日必死に生きているところがいとおしいです。あ、でも、それはユキコもそうなので、2人ともいとおしいです。

杉咲は、光と色がぼんやり分かる程度の弱視のユキコを演じるため、盲学校の先生から指導を受けたという。一方の杉野は、顔に傷のある森生の心情を深く考えたようだ。

杉咲:視覚障害のある方の視野を再現するメガネを掛けて歩いてみると、白杖での感覚だけを頼りに歩くことに恐怖心を抱きました。実際に体験しないと分からないことがたくさんありましたし、お話を伺う中で、社会がまだ抱えている問題を知る機会にもなりました。

杉野:(特殊メークで)この傷を付けることが森生になる第一歩なのですが、ユキコ以外の人に見られたときに、森生はどんな気持ちになるのかな?ということを考えたりしています。