杉咲花＆杉野遥亮、弱視の盲学校生とヤンキー役に「“普通って何だろう？”ということを改めて考えさせられる作品」＜恋です！インタビュー＞

胸キュンシーンも！

2人はユキコの通学路で偶然知り合い、森生の一方的な好意から距離を縮めていく。不器用な2人故の胸きゅんシーンがたまらない。

杉咲：ユキコの守ってあげたくなるようなかわいらしさを出せたらいいなと思っているのですが、そこが課題で(笑)。試行錯誤しています。

杉野：僕もそうです。ピュアな思いが甘酸っぱくて、僕自身、原作や台本を読んできゅんきゅんしているので、試行錯誤しながらやっていきたいと思っています。

原作は、うおやまが描く漫画。クランクインを前にして、2人はしっかり熟読済みだ。

杉咲：ユキコの表情に注目して読んだりもしました。性格が表れている気がしたので、参考にしています。

杉野：僕は漫画の中に流れている空気感、温かみなどを森生になった僕の体を通して、表現できたらいいなと思っています。それから、(森生のライバルの)獅子王(鈴木伸之)のエピソードはすごく人間の本質的な部分が表れているので、今から撮影が楽しみです。あと、ユキコのバイトの話も好きだから楽しみ。

杉咲：バイトのシーンは私も楽しみです。それから、同級生の空ちゃん(田辺桃子)が走るシーンも好きです。みんなでこっちだよと手をたたくところ。

杉野：あの捕まるシーンだ！

杉咲：そうです！

果たしてどんなシーンなのかは、ドラマを見てのお楽しみだ。

杉咲：“普通って何だろう？”ということを改めて考えさせられたり、ユキコや森生の前向きな姿から勇気がもらえる作品だと思います。ぜひ、楽しみにしていただけたらうれしいです。

取材・文＝及川静