マリコ(沢口靖子)に思いがけず“異動話”が舞い込んだ。警察庁で“刑事指導連絡室”室長を務める元夫・倉橋(渡辺いっけい)が、刑事講習で科学捜査を教える専門指導官に、マリコを推薦したのだ。もし選ばれたら警察庁、つまり東京に出向となる。
科捜研の仕事を天職と思う一方、20年以上培ってきた科学捜査の経験を若い世代に伝えることにも価値があると考え、マリコは迷う。
その倉橋が突然、マリコに相談を持ちかけてくる。実は数日前、倉橋の同僚が京都出張中に雑居ビルの非常階段から転落死。事故として処理されたにもかかわらず、庁内には箝口令が敷かれたという。
不審感を抱いた倉橋は友人の死の真相を明らかにしたいと願うものの、立場上動くこともできず、マリコに捜査を頼みたいと話す。
科捜研所長・日野(斉藤暁)は正式な要請がない以上、協力できないと釘をさすが、マリコはさっそく土門刑事(内藤剛志)や蒲原刑事(石井一彰)を巻き込んで捜査を開始。
蒲原が所轄署から入手した調書によると、倉橋の同僚は雑居ビル内にあるガールズバーを訪れ、トイレと間違えて非常階段のドアを開け、そのまま足を滑らせて転落したとされていた。
また、遺体の所持品からスマートフォンが消えていたことが判明。正体不明の目撃者が公衆電話から119番通報していたことも分かった。
土門とマリコは被害者の元妻で、大学の准教授を務める和穂(沢城みゆき)の元を訪れるが、和穂は元夫との関係を「ねじれの関係」と一蹴し、マリコ達を突き放す。
一方、蒲原とともに転落現場を訪ねたマリコ。手がかりを求めて非常階段を調べたところ、わずかな繊維片を見つける。ところがその直後、マリコは怪しげな男たちに拉致されてしまう。
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