<カムカムエヴリバディ>安子&るいに救いの手…!“朝ドラ受け”も笑顔「久しぶりにホッと」

2021/12/01 11:21 配信

ドラマ レビュー

大阪で必死に生きる安子(上白石)に救いの手を差し伸べる人物が…「カムカムエヴリバディ」第23回より(C)NHK

上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインを務める連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。12月1日放送の第23回では、幼いるいを抱えて懸命に生きる安子(上白石)に救いの手を差しのべる人物が現れた。つらい展開が続いた中で訪れた、久々の穏やかな15分。視聴者、そして「あさイチ」恒例の“朝ドラ受け”にも笑顔が戻った。(以下、ネタバレがあります)

今週は第5週「1946-1948」を放送中。稔(松村北斗)戦死の報せが届き、雉真家に居づらくなった安子は勇(村上虹郎)の助けで家を出て、大阪で暮らし始めていた。安く手に入るサツマイモを使って芋アメを作り、売り歩いて生活することにした安子。だが最初はアメも思うように売れず、疲弊しきった人々の冷たい仕打ちもあって苦しい展開が続いた。

そんな中、迎えた第23回。安子はアメを売り歩いた帰り道、一軒の家の軒先で「カム カム エヴリバディ」と歌う優しい声を聞いた。それは、新たに始まったラジオ「英語講座」の放送だった。

平川唯一(ひらかわ・ただいち=さだまさし)という人の優しい語り口に引き込まれた安子。そこから毎日、軒先でラジオに耳をすますようになった。

素晴らしい出会いはそれだけではなかった。最初に「英語講座」を聞いた家の主婦・小川澄子(紺野まひる)が安子に気づき、家に招き入れてくれた。「毎日来たらええ。そこで火鉢に当たりながら、ラジオ聴いたらええ」と安子を受け入れ、安子が繕い物が得意だと知ると、周囲に声をかけて仕事も見つけてくれた。芋アメも評判を呼び、安子の生活は少しずつ安定していった。