<カムカム 第6週振り返り>安子、稔への思いあふれ涙…雉真家では不穏な動きも

2021/12/11 12:15 配信

ドラマ レビュー

安子(上白石萌音)、稔を思い涙…「カムカムエヴリバディ」第30回より (C)NHK

上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインを務める連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。12月6日から放送された第6週「1948」では、大阪から岡山の雉真家に戻ってきた安子(上白石)の新たな日々が描かれた。(以下、第6週までのネタバレがあります)

「どうして私は、まだ英語を…」


大阪でるい(中野翠咲)と2人、おはぎを作って売っていた日々が忘れられない安子は、岡山でもおはぎを作って売り始めた。そこで出会ったのが、米軍将校のロバート(村雨辰剛)。第29回では、ロバートに「どうして英語を勉強しようと思ったのですか?」と問われ、稔との思い出をぽつりぽつりと話し始めた。

だが稔とのあたたかな思い出は、稔を失った悲しみと紙一重。“Why did he have to die?(どうして彼は死ななくてはならなかったの?)” “Why am I still studying English, when my husband is not with me anymore?(もう夫はいないのに、どうして私はまだ英語を勉強しているんでしょうか?)”。安子は、涙ながらロバートにやるせない思いをぶつけた。

そして第30回では、ロバートに誘われ進駐軍のクリスマスパーティに足を踏み入れた。讃美歌の美しい調べに心打たれ、愛する人を失った悲しみに国籍の別などないと知った安子。

ロバートの「ご主人と出会わなかったら、英語とも出会わなかった。毎日ラジオで英語を勉強することもなかった」の言葉から、自分が英語を学び続ける意味に気づき、定一(世良公則)が歌う魂の「On the Sunny Side of the Street」を聴いて、熱い涙を流した。安子が稔へのやるせない思いを消化させていく姿に、視聴者からも感動の声が上がった。